★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2021年12月14日火曜日

初期臨床研修病院説明会を開催しました(2021.12)

 12月11日,

名古屋医療センター初期臨床研修病院説明会を開催しました.

会場へ足を運んでくださった方,オンラインでご視聴くださった方,ありがとうございました.

プログラム①1年次研修医による研修紹介では,A医師・I医師が当院初期研修の特色や研修医の出身大学の多様さ,各診療科ローテ中の研修医の1日の業務の流れなどについてお話ししました.

プログラム②当院初期研修を修了した医師による研修紹介では,内科専攻医(卒後5年目)の三林医師が自身の初期研修を振り返り,その時の様子や研修医時代から内科専攻医として働く現在に至るまでの過程をお話ししました.


三林医師は自身の研修病院選びについても話していました.「地元である名古屋へ帰ってきたい!」「3次救急で研修したい!」「出身大学に幅のある病院がいい!」という思いで,名古屋の3次救急病院を一通り見学したということです.その中でも一番バランスがとれていると感じたのが名古屋医療センターでした.

研修医1年目のER当直で,何もかもが初めてのことばかりで,「ぜんぜんできない」けど「やらなくちゃいけない」状況で,3次救急で研修したいと自分で選んだ道でしたが,決して自分が勉強がよくできるとか,自信があるとかではなく,研修開始当初はずっと救急車が怖かったと言います.ERで救急隊からの電話が鳴るたびに「どんな患者さんがくるんだろう」「この患者さんは助かるのだろうか…」と不安を抱えながらの毎日でしたが,経験を積み重ねるうちに次第に診療にも慣れていきました.1人で診療しているわけではなく,2年次の先輩や内科直・外科直の先生,救急外来の看護師のみなさんのサポートがあって,メンタル面でも身体面でもなんとかやってこられたと感じていました.また定期的な勉強会があり,安心してトレーニングを積みながら力をつけていくことができました.2年目になり,緊急対応から診断までできるようになり,経験が自信につながっていく実感がありました.病棟業務の中では,終末期患者さんのICを担当させていただいたことが,「自分が患者さんを診るんだ.自分が主治医なんだ」という意識を刻む印象深い経験でした.

「勉強や診療に関して,特段ここでしかできないことというのは多分あまりなくて,どこの病院であってもできる経験はほぼ一緒だと思います.しかし,自分がここで研修して良かったと思っているのは,『仲間』に出会えたことです.いろいろな所から集まった同期がいて,自分なりの考えを持って研修し,時には助け合いながら,時にはケンカをしながら,仲良く2年間の初期研修を過ごすことのできる環境が整っているというのが一番の当院の魅力だと思います」

学生の方からは,「三林先生の『ここで研修すればどこに行っても大丈夫な医師になれる』という言葉が非常に印象的でした」と感想をお聞きしました.

プログラム③ER紹介では,卒後教育研修センター長の近藤貴士郎医師(救急集中治療科ER室長)より当院ERの特徴をお話ししました.

全体の質疑応答の後は,グループに分かれて研修医とのフリートークの時間を設けました.研修に関する話はもちろんのこと,休日の過ごし方など,それぞれのグループで盛り上がり楽しそうな雰囲気でした.


新型コロナウイルスの流行により,研修病院探しに苦労されている学生の方も多いと思います.

今回の説明会が,病院選びのきっかけや決め手となったり,みなさんにとって実りある時間となっていれば嬉しいです.

卒後教育研修センター

2021年12月6日月曜日

ICLS講習会に参加しました(2021.12)

 12月4日,5日の2日間にわたり院内でICLS講習会が開催され

研修医と看護師の方々が参加しました.


まずはBLS.心肺蘇生の基本とAEDの使い方をしっかりと学びます.

続いて気道管理,モニターのブースに分かれてそれぞれ練習を行いました.


お昼休憩をはさみ,午後からは

心停止の異なる波形の正確な読み取りとその対応,

さまざまな場面を想定した心肺蘇生のシミュレーションを行いました.



1日ともに実習をしていく中で,次第に団結し

どのグループもとても良いチームワークで課題を達成することができました.


受講生のみなさん,おつかれさまでした.

インストラクターを務めてくださった先生方,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

2021年12月3日金曜日

初期研修 紹介動画を公開しています

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~

で配信した初期研修紹介動画を公開しています.

名古屋医療センター初期臨床研修 紹介(YouTube)


当院HPでは,初期研修・専門研修の紹介,過去に開催した病院説明会の動画もご覧いただくことができます.

名古屋医療センターHP YouTubeについて→卒後教育研修センターをクリックしてください.

研修病院をご検討中の医学生,初期研修医のみなさん,ぜひご覧ください!

病院見学も随時受け付けています.

名古屋医療センターHP 病院見学のご案内

卒後教育研修センター

2021年12月2日木曜日

研修医勉強会「てんかんレクチャー」(2021.11)

 11月30日夕方,

脳神経内科の山田研策先生による研修医のための勉強会

「てんかんレクチャー」が開催されました.

てんかんの対応ができるようになるために必要な,まずは3つのポイント!

〇てんかんという病気を知ること

〇専門家へのコンサルトのため,最低限の用語を覚えること

〇てんかん発作の一般的な臨床経過を理解すること

各ポイントについて詳細な解説がありました.

レクチャーのあとには,山田先生自身が診断に苦慮したケースなど含め,実際の症例について電子カルテで画像や経過を見ながら検討しました.

山田先生は

「テレビドラマの中のようにきれいに話がまとまってすぐに診断がつくことは稀です.どんなに経験を積んだ医師であっても悩みながら診断,治療をすすめていくものです.研修医のみんなもすぐに答えを求めるだけじゃなくて,たくさん悩んで診療にあたってください」

とおっしゃっていました.

山田先生,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

2021年11月29日月曜日

研修医勉強会「藤田医科大学 岩田充永先生の救急カンファレンス」(2021.11)

藤田医科大学 救急総合内科教授の岩田充永先生には

月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.救急外来で経験した悩ましい症例や勉強になった症例,みんなに共有したい症例を岩田先生と一緒に振り返ります.

コロナ禍になってからはオンラインでの開催が続いていましたが,11月26日のカンファレンスは久しぶりにオフライン開催となり,研修医たちは「今日は本当に岩田先生がお越しになるんですね!今まで画面の中でしかお会いできなかった岩田先生に,会えるんですね!」と盛り上がっていました.クリニカル・クラークシップで実習中の愛知医科大学の学生さんも2人参加してくれました.

岩田先生がお越しになると聞いて臨床検査科の山本涼子先生は,「研修医のみんなを応援したくって…」とお菓子をたくさん差し入れしてくださいました.当院初期研修を修了された山本先生はいつも研修医たちのことを気にかけてくださっています.山本先生ありがとうございます.

今回の症例提示は,1年次のO医師.

ERローテ中の平日,救急車で搬送された50歳代男性のケースです.

主訴は吐下血ショック,宿泊中のホテルのベッドで倒れていたのを従業員が発見,救急要請しました.

O医師はさまざまな鑑別の可能性を考え,CT,超音波,心電図など検査を行いました.岩田先生は「これは難しそうなケースですね.●●を疑うけれど,そうだとするとこのバイタルとは矛盾する….診断はわからないけれど,とにかく治療を進めたいケースです.治療をすることで状態が良くなっていくのか,これからさらに悪くなるのか.ERでは答えの出ないケースかもしれませんね」とコメントされました.

患者さんはICUに入院,全身状態のサポートを続けることになりました.同時期にICUをローテ中で現在も患者さんの治療に携わっている1年次H医師が経過を報告していました.

カンファレンスの中で,

岩田先生「O先生はこの血液データを見て,どこが気になった?」

1年次O医師「△△と××が….〇〇は,すみません…,気にしていませんでした」

岩田先生「いやいや,同じデータ・数値を見ても,若い先生たちと僕たち指導医たちとでは着目するポイントが違うんだよね.それは悪いことでは決してないんです.そのすり合わせをするのがカンファレンスだからね」

というやりとりがありました.

会場に集まった研修医たちは,O医師のプレゼンと岩田先生のコメントに耳を傾けながら,「自分なら何を疑ってどのような検査をオーダーするかな?どんな情報収集が必要かな?」と,ERでの思考過程をイメージしていました.


岩田先生,ありがとうございました.

次回は12月末に開催予定です.

卒後教育研修センター

2021年11月19日金曜日

令和4年度初期臨床研修医 二次募集終了のお知らせ

 令和4年度初期臨床研修医 二次募集を行っておりましたが,

定員に達したため終了いたしました.

ありがとうございました.

卒後教育研修センター

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 に出展します

 レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~

に出展いたします.

2021年11月24日(水)18:00より,救急集中治療科ER室長の近藤貴士郎医師と2年次研修医が生配信でお話しします.


当院は救命救急センターを有し,名古屋市中心部から北西部の3次救急医療機関としての役割を担っています.救急車受け入れは年間8,000台を超え,名古屋市内でも有数の規模です.症例のバリエーションが豊富で,ERでの初期診療からICUでの重症管理まで,熱心な指導医のもとで一貫して研修することができます.ERでは,重症度判断や初期治療はもちろんですが,walk-in患者も多くありふれた症状から隠れた重症患者を見落とさないトレーニングも可能です.多数患者のマネジメントや社会的背景への介入についても学ぶことができます.


研修病院をご検討中の医学生のみなさん,ぜひご覧ください.

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~

卒後教育研修センター

研修医勉強会「外科医が教える腹部救急CT画像読影」(2021.11)

 11月18日夕方,

外科の末永雅也先生による研修医のための勉強会

「外科医が教える腹部救急CT画像読影」が開催されました.


“戦場(ER)を生き抜くための実践のテクニックを初期研修中に身につける第一歩にする”

画像診断は「正常とざわざわ」だと末永先生は話していました.

まずは正常を知る!正常解剖の知識を身につけることで,異常所見があるときに「ざわざわ」何かおかしいと認識でき,診断へつながります.ただし,同じものを見てもそこから得られる認識(ざわつく度合い)は異なるので修練が必須ということです.


勉強会には,外科の竹田副院長や専攻医以上の若手医師も多数集まり,“チーム外科”の結束力と,研修医たちへの愛情を実感するものがありました.

末永先生,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

研修医勉強会「キズとナートの話」(2021.11)

 11月16日夕方,

救急集中治療科ER室長の近藤貴士郎先生による研修医のための勉強会

「キズとナートの話」が開催されました.

本日の目標…

キズを見つけたときに

◇何を評価すべきか

◇処置・縫合の適応と方法

を理解する.


〇キズの受傷時間を確認する

〇キズの名前をつける

〇キズの場所を記載する

〇キズの大きさ・形をみる

〇キズの深さをみる

〇キズに異物が入っていないか探す

〇キズの合併損傷をみる

〇キズの処置をする

各項目について,基本的な内容からERでよく出会う症例に基づいた実践編まで詳細な解説がありました.


近藤先生,いつもありがとうございます.

卒後教育研修センター

2021年11月15日月曜日

研修医勉強会「やり直し感染症と抗菌薬 はじめの一歩」(2021.11)

 11月5日夕方,

腫瘍内科の杉山圭司先生による研修医のための勉強会

「やり直し感染症と抗菌薬 はじめの一歩」が開催されました.


■この患者さん,抗生剤どうする?と聞かれても答えられない,何なら聞かないでほしい…

■何を覚えたらいいかわからない

■ERや病棟で抗菌薬を選択した経験がない、あまりない

そんな1年次研修医を対象に,内容を厳選してごくごく基本的なもので…ということでしたが,診療看護師の方や2年次研修医も数多く参加し,にぎやかな勉強会となりました.

感染臓器と患者背景が整理できると起炎菌が絞られ,標準治療薬・対応も自然と定まります.講義の中では「使用できるようにしておきたい厳選抗菌薬(6個or4個)」(←6個は多くて覚えるの難しいわ…片手で数えられる数超えてるし…という人にはまずこの4個!ということでした)について詳しい解説がありました.

2年目,3年目となったときに,感染症や抗菌薬に少しでも苦手意識が減って,主体的に診療にあたれるようになるといいと思います,と杉山先生よりメッセージがありました.

杉山先生,ありがとうございました.


学生や研修医の方が見学へお越しになった際には,研修医勉強会へもご案内できます.ぜひ当院の勉強会の様子を見て,研修生活の一部を体験してみてくださいね.

卒後教育研修センター

2021年11月11日木曜日

研修医勉強会「藤田医科大学 岩田充永先生の救急カンファレンス」(2021.10)

藤田医科大学 救急総合内科教授の岩田充永先生には
月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.救急外来で経験した悩ましい症例や勉強になる症例,みんなに共有したい症例を岩田先生と一緒に振り返ります.
10月29日のカンファレンスはオンラインで開催しました.

今回の症例提示は,2年次のY医師.
ERローテ中の平日の昼間15時頃,救急車で搬送された50歳代男性のケースです.
主訴は右背部痛と呼吸苦.数か月前より食欲が低下,搬送当日の午前中は自宅でテレワークをしていてお昼頃から右背部痛が増悪し,息が吸えないほど苦しくなったため救急要請しました.
病院到着時,血圧が低くショックバイタルでしたが,意識清明で呼吸が苦しいと言いながらもSpO2は良好でよくしゃべる様子がありました.
「よくしゃべる」というのは脳血流低下の徴候の可能性もありますね、と岩田先生のコメントがありました.
「それで,Y先生はまずなにから始めようと考えたのですか?」と岩田先生が問いかけます.
Y医師は「まずはショックバイタルの立て直しから考えないといけないと思いました」と答えました.
その後,必要な検査を考え,ショックの原因検索をすすめていきましたが,ショックの原因となる所見はみられず,八方塞がりだ…どうしよう…とY医師は悩みました.
患者さんに飲酒歴を尋ねたところ,1日に缶チューハイを3~4本,食欲が低下してきたこの数か月の間も以前と変わらない量のお酒を毎日飲んでいたとのことで,低栄養,脱水,ビタミンB1欠乏の可能性が考えられました.
ERでは原因の特定に至らないまま総合内科に入院することになったこの患者さんは,当日中にはバイタルが安定,背部痛も改善し,5日後に退院となりました.

岩田先生からは
「思いのほか,このような症例は多いですね.よくわからないけど重症そう…というケースは,ラクテートに注目する.見慣れないショックの場合は薬剤と生活習慣に注目するのも大事です」とコメントがありました.

Y医師は,
「このような見慣れないショックのケースに出会って,ショックの原因検索の幅を広げるきっかけとなりました」と話していました.
Y医師の経験した症例を参加した研修医全員で考え,ERでの思考過程を共有し,頭の中を整理することができました.1人でできる経験は限られたものですが,こうして共有することで全員がレベルアップできます.

岩田先生,ありがとうございました.
次回は11月末に開催予定です.
卒後教育研修センター

2021年10月28日木曜日

令和4年度初期臨床研修医 二次募集のお知らせ

名古屋医療センターでは,

令和4年度初期臨床研修医 二次募集を行っております.

詳細は当院ホームページをご覧ください.

名古屋医療センターHP 初期臨床研修医 二次募集(令和4年度)

卒後教育研修センター

2021年10月8日金曜日

初期臨床研修 病院説明会のお知らせ

12月11日,医学生対象

<オンライン同時配信>

名古屋医療センター 初期臨床研修 病院説明会

開催いたします.

当院へお越しいただくか,オンラインでのご視聴,参加方法をお選びください.

オンライン会議ツールCisco Webex Meetingsを利用し,名古屋医療センターより同時配信いたします.

〔日時〕2021年12月11日(土)11:00より(1時間30分程度を予定しています)

〔会場〕名古屋医療センター 管理棟5階 講堂

〔対象〕研修病院をご検討中の医学生

〔申込期間〕2021年10月11日(月)~12月9日(木)

〔プログラム〕(予定)

①1年次研修医による研修紹介

②当院初期研修を修了した3年次医師による研修紹介

③NMCのER紹介

④質疑応答


当院の説明会は,研修医が主体となって企画,運営するカジュアルな会です.

医学生のみなさん,ぜひお気軽にご参加ください.


参加ご希望の方は,こちらの専用フォームよりエントリーをお願いいたします.

卒後教育研修センター

2021年10月7日木曜日

JMECC講習会を開催しました(2021.10)

 10月3日,

JMECC講習会を開催し,10名の内科専攻医が参加しました.

朝8時半から夕方17時過ぎにわたり,一時救命措置や気管挿管,除細動,内科救急と心停止対応などについての講義と実習を受けました.



急変時を想定したロールプレイでは,臨床現場さながらの緊張感.症例をこなすにつれ,迅速な判断と的確な指示ができるようになりました.

最後に試験を行い,無事に10名全員が修了証を受け取ることができました.

受講生のみなさん,1日おつかれさまでした.

インストラクターを務めてくださった先生方,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

2021年10月6日水曜日

研修医勉強会「救急・集中治療について」(2021.10)

 10月1日夕方,

救急集中治療科の森田先生による研修医のための勉強会

「救急・集中治療について」が開催されました.

当院の救急・集中治療部門の立ち位置概説やどのようなタイプの医師が働いているか,病院機能の確認などのお話がありました.

当院は血液疾患・がんの拠点病院,東海ブロックのAIDS拠点病院,災害拠点病院などの役割があります.地域医療的には,名古屋の中心でアクセスが非常に良いER型3次救急施設です.

当院の救急集治療科は,ER型救急と救急系集中治療室のハイブリッド型といえます.その特徴は,

・ER型で救急車のお断りを減らす

・集中治療医の全身管理で患者の予後を改善

・急性期治療と重症管理に横断的に関わることで各科の溝を解消

・院内急変にも速やかに対応

・Semi-closed+待機制でQOLも保つ

などがあります.各科の先生方との協調を大事にし,強みを生かして助け合うことができるのです.

森田先生は,

「この職に就いて良かったと感じています」と,救急・集中治療分野の面白みを語ってくださいました.

・最新のエビデンスを実践できること

・患者を助けるための様々なデバイスが使えること

・様々な職種との協働ができること

・助かりそうにない患者を助けられた時の,ご家族からの感謝の言葉や他の医療者からの信頼

そして最後に,研修医へ温かいメッセージがありました.

1年目へのメッセージは…

コロナ,感染対策など今はとにかく大変だと思う.でもピークはいずれ過ぎるし,コロナもいつかは収束するはずです.今はただ耐えて,研鑽を積み,なんとか研修医を卒業することを考えよう!そして同期を大切にしよう

2年目へのメッセージは…

3年目は何科に進んでも忙しくなります.すべてを自分で抱え込まずに,頼れる人に相談することも必要です.謙虚な姿勢で丁寧に.そして積極的に外に出ること,環境を変えることも考えてみて.資格,講習などは大事.辛い時期を乗り越えると,楽になる!

というものでした.


ERでの診療が思うようにできなかったり,自分は医師には向いていないのではないかと悩んでいる1年目の研修医,

何科に進もうか,自分が選ぶ道はこれでいいのだろうかと悩んでいる2年目の研修医,

それぞれの研修医の心に響くものがあったと思います.


森田先生,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

2021年9月2日木曜日

研修医勉強会「貧血」(2021.08)

 8月30日夕方,

内科専攻医の大濵先生による研修医のための勉強会

「貧血」が開催されました.

当院の初期研修を今年3月に修了し4月から内科専攻医として勤務する大濵先生は現在,血液内科をローテート中です.

勉強会では貧血の原因疾患の検索法,輸血の基礎知識などについて説明したあと,具体的にいくつかの症例を提示し,緊急性の高いものはどれか等,会場に集まった研修医たちへ質問を投げかけながら意見を交わしていました.

最後には,

「講義以外のこと,当直等でも何か聞きたいことがあれば,いつでも連絡してください」

と温かいメッセージがありました.

大濵先生,ありがとうございました!

卒後教育研修センター

2021年8月17日火曜日

令和4(2022)年度初期臨床研修医採用試験を実施しました

8月13日,

令和4(2022)年度初期臨床研修医採用試験を実施いたしました.


今年度の受験生の方々は

新型コロナウイルスの影響により病院説明会や病院見学の受け入れが中止になるなど,

就職活動が思うように進まなかったことも多かったのではないかと思います.

そのような中,数ある病院の中から当院を選んで受験してくださったみなさんに,心より感謝申し上げます.


真剣な眼差しで試験に臨まれる受験生のみなさんの姿に,我々スタッフも大変刺激を受けました.

当院の採用試験では,研修医による面接と幹部・指導医による面接の2種類の面接を受けていただいています.来年4月からもっとも近い上級医となる現1年次研修医が,採用活動に積極的に関わっているのです.研修医たちは診療科のローテーション研修の合間の時間を見つけては面接の方法や学生の方への言葉がけなどについて話し合いを重ね,準備を進めてきました.

面接を終えた研修医たちは,

「受験生のみなさんとても熱心に受け答えをしてくださって,来年からぜひ一緒に働きたいと思う方ばかりでした」

と感想を話してくれました.

ぜひ来年度4月,名古屋医療センターの仲間としてスタートが切れる日を楽しみにしております.

卒後教育研修センター

2021年7月19日月曜日

臨床研修病院WEB合同説明会に出展しました

 7月18日に開催された

東海北陸地区臨床研修病院WEB合同説明会に出展しました.

当院の会議室よりライブ配信で,研修医が研修の特徴をお話ししたり,学生さんからの質問にお答えしました.

当院の配信をご視聴くださった学生のみなさん,ありがとうございました.


説明会でお伝えしきれなかった当院の情報については,

ぜひ一度見学にお越しいただき,直接お話しできれば嬉しく思います.

名古屋医療センターHP 病院見学のご案内

研修医,スタッフ一同,お待ちしております.

卒後教育研修センター

研修医勉強会「JATEC」(2021.07)

 7月15日夕方,

救急集中治療科の星長先生による研修医のための勉強会

「JATEC」が開催されました.

1年次,2年次,合わせて20名ほどの研修医が集まり,外傷初期診療について勉強しました.


星長先生のレクチャーのあと,シミュレーター人形を使って診療の流れを確認しました.

星長先生,ありがとうございました!

卒後教育研修センター

2021年7月13日火曜日

研修医勉強会「ERの振り返り」(2021.07)

 7月8日夕方,

研修医勉強会「ERの振り返り」を開催しました.

この勉強会は研修医が主体となって隔週で開催しているもので,ERで経験した症例を持ち寄って共有したり,カルテを見ながら一緒に悩んだり,時には3年次以上の上級医が指導に来てくれたりもする,日頃のERでの悩みを解消する…そんな勉強会です.

この日は2年次のT医師の提案で,挿管練習をすることになりました.

会場のスキルアップラボ室には,シミュレーター人形や練習用の器具がそろっており,研修医は空いた時間に上級医の指導を受けながらトレーニングをすることができます.



ERの現場では緊張が続くことも多いと思いますが,勉強会ではリラックスしてトレーニングに取り組めるようです.
1年次を指導する2年次のみんなの様子が,頼りがいがあり,とてもたくましいです!
卒後教育研修センター

2021年7月8日木曜日

医学部学生の臨床実習を受け入れています

 名古屋医療センターでは,医学部学生の臨床実習を各診療科で受け入れています.

現在,名古屋大学と愛知医科大学,計9名の学生の方が実習中です.研修医室内の一角を学生のみなさんの共有スペースとして利用していただいていることもあり,研修医たちともすっかりと打ち解け,和気あいあいと話している姿も時折みられます.

先日は,学生さんが実際に採血をしていました.その相手は…研修医2年次のI医師.

針を刺す角度などについて研修医にレクチャーを受けながら,学生さんは真剣な表情で採血に挑んでいました.



当院の研修医たちは後輩の指導にたいへん積極的で,実習や見学にきてくれた学生のみなさんには惜しみなくいろいろ教えたいと「これ(シミュレーション用の器具など)は学生さんがきたときに使えるから,とっておこう」などと日頃から教育について考えている研修医もいるほどです.

臨床実習をきっかけに,当院を研修病院に選んだという先輩医師も多くいます.

学生のみなさん,当院へ実習・見学にお越しになった際は,ぜひ当院研修医からの熱い想いを受け取ってくださいね!

名古屋医療センターHP 病院見学のご案内

卒後教育研修センター

2021年6月30日水曜日

東海北陸地区 臨床研修病院WEB合同説明会に出展します

 7月18日,

東海北陸地区 臨床研修病院WEB合同説明会に出展いたします.

◆私が当院ERに赴任したときのこと.各診療科の医師がみな救急に協力的で,研修医への教育も熱いことに感銘を受けました.その場でフィードバックがあり,ERでミニレクチャーが始まり・・・もともと熱心な教育文化が根付いていると感じました.

毎年,全国各地の大学から研修医が集まり切磋琢磨しています.後期研修では初期から引き続き残る人が多く,若手医師から研修医にありがちな疑問を学ぶことができます.

国立病院ですから臓器別専門科も揃っていて,さらに総合内科,腫瘍,膠原病,ER,ICUなど横断的に学ぶことも可能です.救急患者は年々増加して市中感染症から外傷までcommon diseaseも多く,得られる経験は量・質ともに十分です.ぜひ当院での研修をお待ちしています.

(名古屋医療センター 卒後教育研修センター長 近藤貴士郎医師)


◆ローテーション中はローテーション先の先生が丁寧に指導してくださり,不安を感じることも多い救急外来では先輩研修医が優しく指導してくださいます.2年目となったときにはこのような先輩の先生たちのように優しく教えられるようになりたい,私自身も成長して患者さんのために少しでも良い治療方針を立てられるようになりたいというのが,今の自分を後押ししてくれているように感じます.

(名古屋医療センター 初期研修医1年次 M.K医師)


医師としての資質形成に大きく関わる初期研修の2年間,みなさんを温かくサポートしてくれる「人」がここにいます!


研修病院をお探しの医学生のみなさん,ぜひご視聴ください.

当院の研修の特徴や病院選びのアドバイスなど,研修医が生の声をお伝えいたします.

学生のみなさんにとって病院選びは,

初めてのことばかりで悩んだり,たくさんの情報の中から何を選択するべきか迷うことも多いと思いますが,

研修医の声をお届けすることで

少しでもみなさんのお力になれれば嬉しいです.


▼WEBセミナーの概要はこちら(※マイナビRESIDENT「eventos」への登録が必要です(登録無料)

https://resident.mynavi.jp/news/detail/2443

卒後教育研修センター

2021年6月29日火曜日

当院HP“先輩医師のメッセージ(専攻医)”を更新しました

 名古屋医療センターホームページ

“先輩医師のメッセージ(専攻医)”を更新しました.


今年3月に当院の初期臨床研修を修了し,4月より内科専門研修プログラム,外科専門研修プログラムで専攻医として研修を行っている医師が,当院の研修の特徴や魅力を語っています.

専門研修を行う病院選びに悩んでいる初期研修医のみなさん,参考にしていただければ嬉しく思います.

名古屋医療センターHP 後期研修について 先輩医師のメッセージ

またホームページでは,令和4年度専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)も掲載しています.

名古屋医療センターHP 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)

ご興味のある方は,お気軽にお問い合わせください.

卒後教育研修センター

病院説明会(初期臨床研修/専門研修)を開催しました

 6月27日,

名古屋医療センター病院説明会(初期臨床研修/専門研修)を開催しました.

全国の大学,病院から50名を超えるエントリーがありました.

会場へお越しくださった方,オンラインでご視聴くださった方,ありがとうございました.


プログラム①1年次研修医による研修紹介では,K医師が当院の研修の特徴やER当直のようすなどをお話ししました.

プログラム②当院初期研修を修了した3年次医師による研修紹介では,内科専攻医のO医師が自身の2年間の初期研修で感じたことや,その経験が現在にどうつながっているかなどお話ししました.

プログラム③ERの紹介では,救急集中治療科専攻医のH医師が当院ERの特徴をお話ししました.当院のERは重症症例が多いのが特徴の一つです.そのため一つひとつの症例を比較的しっかりと時間をかけて診ることができます.ER専属医が常駐し,毎日振り返りカンファレンスを行うなど教育指導体制が整っています.

プログラム④専門研修プログラムの紹介では,当院が基幹施設となっている内科と外科のそれぞれのプログラムについてお話ししました.

昨年に引き続き,新型コロナウイルス感染拡大により,研修病院探しに苦労されている医学生や研修医の方も多いと思います.
今回の説明会が,病院選びのきっかけや決め手(⁉)となったり,みなさんにとって実りある時間となっていれば嬉しいです.

参加してくださったみなさん,どこの病院で研修されることになっても
さまざまな経験を積み,良い指導医と出会い,
必ず良いお医者さんになってくださいね!応援しています!
卒後教育研修センター

2021年6月15日火曜日

令和4年度初期臨床研修医の募集を開始しました

 令和4年度初期研修医の募集を開始いたしました.

詳細は名古屋医療センターホームページをご覧ください.

名古屋医療センターHP 令和4年度初期臨床研修医募集要項


全国の医学生のみなさん,
医師としての最初の一歩を
名古屋医療センターの温かな研修環境の中でスタートしませんか.

ご応募をお待ちしております.
卒後教育研修センター

2021年6月14日月曜日

当院HP“初期研修医の声”を更新しました

 名古屋医療センターホームページ

“初期研修医の声”を更新しました.


当院の研修医が,自身の病院選びの経験や医師として働き始めた率直な感想などを書いています.研修病院選びに悩んでいる医学生のみなさんのお力になれれば嬉しく思います.

ぜひご覧ください.

名古屋医療センターHP 初期研修医の声


新型コロナウイルス感染拡大のため,病院見学を中止せざるを得ない現在の状況において,医学生のみなさんは不安な日々をお過ごしのことと思います.

当院も現在は病院見学を愛知県在住の方のみに制限しておりますが,

6/27(日)開催の病院説明会は全国の方に視聴いただけるようオンライン同時配信する予定です.

ご興味のある方は,ぜひお気軽にお申込みください.

名古屋医療センター病院説明会(初期臨床研修/専門研修)のお知らせ


病院見学が再開されたときには,ぜひ当院へ足をお運びください.

近い将来,一緒に働ける日が来ますように!

卒後教育研修センター

当院HP“令和4年度 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)”を更新しました

 名古屋医療センターホームページ

“令和4年度 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)”を更新しました.


名古屋医療センターでは,

・内科専門研修プログラム

・外科専門研修プログラム

において令和4年度の専攻医を募集します.

詳しくは,こちらをご覧ください.

名古屋医療センターHP 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)


6/27(日)開催の病院説明会では,初期研修に加えて専門研修プログラムについても紹介予定です.

ご興味のある方は,お気軽にご参加ください.お待ちしております.

名古屋医療センター病院説明会(初期臨床研修/専門研修)のお知らせ

卒後教育研修センター

2021年6月11日金曜日

フィードバック面談のようす(2021.6)

 卒後教育研修センターでは年に2回,研修医のフィードバック面談を行っています.

研修医一人ひとりと,センター長または副センター長の先生が30分程ゆっくり話をします.

日頃の研修で良かったことや印象的だった経験,うまくいかなかったこと,悩んでいること,困っていること,キャリア設計の話や休日のリフレッシュの方法など,話題は多岐にわたります.

先日の面談で,副センター長の小暮先生は

「将来,どんな進路を考えている?」と研修医に尋ねました.

研修医は

「〇〇科か△△科で迷っています.地元である愛知県から出ることは考えていません」と答えました.

小暮先生は

「広い世界に目を向けることも考えてみて.例えば建物の1階から見える景色と,5階に上がって見える景色は違うでしょう?

それから自分のやりたいこと,興味のあること,叶えたい夢は,ぜひ言葉に表していろいろな人に話すと良いですよ.何がどこで繋がっているか,縁があるかわからないものです.自分の心の中に留めておかず発信することで,意外なチャンスが巡ってくることがあると思います」と,自身の体験談を交えながらアドバイスしていました.

また別の面談日,

「呼吸器内科で毎日診察を行っていた担当患者さんが目の前で亡くなりました.日々仕事をこなすにつれて,自分の医師としての無力さ,不甲斐なさを実感しています」とこぼした1年次研修医のO医師.

「目の前で患者さんが亡くなると,予期していた経過であったとしても,驚いて体が動かなくなってしまう,CPRしなきゃと頭ではわかっているのに動けない…その状況はよくわかります.医者なのに何もできない,無力感,本当にその通りなのです.

その無力感,不安感に立ち向かうには,経験を無駄にせず,学び,勉強し続けていくことです.そして主体的に患者さんを診て,常に主治医の意識を持つこと.

今は言われたことをやるだけで精一杯だと思いますが,そこから更に先読みして,治療方針を上級医とディスカッションできるようになることを目指してください」と小暮先生は話しました.

それを聞いたO医師は

「はい!これからも精進したいです!」と元気に答えていました.


忙しい普段の研修の中では,自身を客観的に振り返る機会はなかなか少ないものです.

研修医たちはみんな自身の経験や思いを話し,指導医から褒められたりアドバイスをもらったりして,晴れやかな表情で面接を終えていきました.

卒後教育研修センター

2021年6月2日水曜日

研修医オンライン勉強会「藤田医科大学 岩田充永先生の救急カンファレンス」(2021.5)

藤田医科大学 救急総合内科教授岩田充永先生には
月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.救急外来で経験した悩ましい症例や勉強になる症例,みんなに共有したい症例を岩田先生といっしょに振り返ります.
5月28日のカンファレンスはオンラインで開催されました.

今回の症例提示は,研修医1年次のS医師.
現在ERをローテーション研修中のS医師が,平日日勤帯の夕方に担当した症例です.
勤務の引継ぎの時間帯はエラーが起こりやすい時間帯であることを意識しておいたほうがよいですね,と岩田先生のコメントがありました.

ショートステイ利用中の80代男性,その日のお昼頃にトイレへ行って排便後にレベル低下と血圧低下がみられました.その1時間後再度排便後に意識消失を繰り返し,血圧上昇がみられず,施設の看護師の方が救急要請をしました.病院到着時にはショックバイタルでした.

「高齢者の頻回の便意という点は,気持ちの悪い主訴ですね.急変の前のサインであると覚えておいた方がよいです」と岩田先生.
処置をしながら鑑別診断をすすめていく必要がありますが,どんな処置をしますか?
と,会場に集まった研修医たちに岩田先生が問いかけます.
“サルも聴診器”
重症の患者さんが来院したときには,まずはこれ!
サ…酸素
ル…ルート
も…モニター
聴…超音波
診…心電図
器…胸部レントゲン

頭では理解していても,実際に動けないと意味がありません.
言うのは簡単ですが,行動するのは難しいものです.
重症の患者さんが来たら,体が勝手に動くようにしたいですね.
1年目の夏くらいまでには“サルも聴診器”が10分以内に自分でできるようになること,
2年目は適切に指示が出せるようになること,これが目標ですね.

それから,既往歴と飲んでいる薬については,すべてリストアップすることも重要です.
また高齢者の場合にはADLの変化も見落としてはいけないポイントです.ADLの変化が数日間に渡っているのか,当日中の急激なものか,それが重症かどうかの判断の手がかりとなることも多くあります,と岩田先生からコメントがありました.

検査の結果,この患者さんは脾臓破裂していることがわかり,すぐにIVRでの治療が行われました.
脾破裂の原因は何だったのでしょうか?
杖歩行と車椅子利用をしていたということから,転倒歴がないか?
特に高齢者の場合,虐待歴はないか?確認が必要です.

1年目のS医師にとって,なぜ脾臓が割れているのか?非常に驚いた症例で,学びの多いものとなりました.
S医師の経験した症例を参加した研修医全員で考え,ERでの思考過程を共有することができました.1人でできる経験は限られますが,こうして1人の経験を共有することで全員がレベルアップできます.

岩田先生,ありがとうございました.
次回は6月末に開催予定です.
卒後教育研修センター

2021年5月14日金曜日

病院説明会(初期臨床研修/専門研修)のお知らせ

 6月27日,医学生および初期研修医対象

<オンライン同時配信>

名古屋医療センター 病院説明会(初期臨床研修/専門研修)を開催いたします.

当院へお越しいただくか,オンラインでのご視聴,参加方法をお選びください.

オンライン会議ツールCisco Webex Meetingsを利用し,名古屋医療センターより同時配信いたします.

《日時》2021年6月27日(日)14:00より(1時間30分程度を予定しています)

《会場》名古屋医療センター 管理棟5階 講堂

《対象》研修病院をご検討中の医学部学生および初期研修医

《申込期間》2021/5/14(金)~6/24(木)

《プログラム》(予定)

第1部:初期研修のご紹介

①1年次研修医による研修紹介…研修を開始して間もない1年次ですが,自身の病院選びの経験や当院の研修について等身大で語ります!

②当院初期研修を修了した3年次医師による研修紹介…当院の初期研修を修了し,当院の専門研修プログラムで研修をつづける医師が2年間の初期研修を振り返り,良かったことも良くなかったことも,率直に語ります.

③ER紹介…当院のER研修についてお話しします.

④質疑応答…気になっているあんなことやこんなこと,研修医がお答えします.プログラムや研修について,研修医に聞いてみたいことがありましたら,下記申込みフォームにご記入ください.

第2部:専門研修のご紹介

①内科専門研修プログラム

②外科専門研修プログラム


新型コロナウイルス感染拡大により,病院説明会や見学が軒並み中止となる中,ご自身の進路選択に不安を抱えている医学生,初期研修医の方も多いと思います.

当院の説明会は研修医が主体となって企画、運営するカジュアルな会です.

医学生および初期研修医のみなさん,ぜひお気軽にご参加ください.


参加ご希望の方は,こちらの専用フォームよりエントリーをお願いいたします.

卒後教育研修センター

2021年4月14日水曜日

新研修医オリエンテーション⑤研修心得

 オリエンテーション最後のプログラムは,副卒後教育研修センター長の小暮先生による“研修心得”のセッションです.

医師として,また社会人としての,この2年間の研修生活の過ごし方や日々のふるまいについてお話がありました.

「みんなに良い医者になって欲しいから,この話をします.

『良い医者』とはどんな医者か…さまざまな考えがあると思います.

『良い医者』それは『常に患者が中心にある医者』だと私は考えます.

『自分が』…ではなく『患者が』どうであるか?を常に考えることが大切です.

『主治医』としての振るまいを身につけること.

自分患者を担当するという責任感を持つこと.

自分しかいないと思って診療にあたること.

担当の患者さんには毎日必ず会いに行くこと.病院が休みの日であっても,患者さんの病態変化に休みはありません.デートの約束がある日でも,まずは病院へ来ること.

そしてプライドを捨てること.嘘をつかないこと.

自分の頭を使って考えること.スマホは使うな!

医療の怖さ,命の重さ,己の無力感を常に心に留めておくこと」

小暮先生の言葉に,真剣に耳を傾ける研修医の姿がありました.


さあ,オリエンテーションを終えて今週から本格的に研修をスタートした研修医14名.

実り多き研修となりますように!

卒後教育研修センター

2021年4月13日火曜日

新研修医オリエンテーション④実習のようす(3)

 オリエンテーションの実習のようすをご紹介します.

■ICLS・気道管理・JATEC・陰圧室対応







2年次研修医が中心となって,指導にあたりました.

1年次研修医からは「実践的な内容で身が引き締まりました」「コロナで大学時代には満足に実習ができていなかったので,有り難かったです」と感想を聞きました.

卒後教育研修センター