★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2021年6月30日水曜日

東海北陸地区 臨床研修病院WEB合同説明会に出展します

 7月18日,

東海北陸地区 臨床研修病院WEB合同説明会に出展いたします.

◆私が当院ERに赴任したときのこと.各診療科の医師がみな救急に協力的で,研修医への教育も熱いことに感銘を受けました.その場でフィードバックがあり,ERでミニレクチャーが始まり・・・もともと熱心な教育文化が根付いていると感じました.

毎年,全国各地の大学から研修医が集まり切磋琢磨しています.後期研修では初期から引き続き残る人が多く,若手医師から研修医にありがちな疑問を学ぶことができます.

国立病院ですから臓器別専門科も揃っていて,さらに総合内科,腫瘍,膠原病,ER,ICUなど横断的に学ぶことも可能です.救急患者は年々増加して市中感染症から外傷までcommon diseaseも多く,得られる経験は量・質ともに十分です.ぜひ当院での研修をお待ちしています.

(名古屋医療センター 卒後教育研修センター長 近藤貴士郎医師)


◆ローテーション中はローテーション先の先生が丁寧に指導してくださり,不安を感じることも多い救急外来では先輩研修医が優しく指導してくださいます.2年目となったときにはこのような先輩の先生たちのように優しく教えられるようになりたい,私自身も成長して患者さんのために少しでも良い治療方針を立てられるようになりたいというのが,今の自分を後押ししてくれているように感じます.

(名古屋医療センター 初期研修医1年次 M.K医師)


医師としての資質形成に大きく関わる初期研修の2年間,みなさんを温かくサポートしてくれる「人」がここにいます!


研修病院をお探しの医学生のみなさん,ぜひご視聴ください.

当院の研修の特徴や病院選びのアドバイスなど,研修医が生の声をお伝えいたします.

学生のみなさんにとって病院選びは,

初めてのことばかりで悩んだり,たくさんの情報の中から何を選択するべきか迷うことも多いと思いますが,

研修医の声をお届けすることで

少しでもみなさんのお力になれれば嬉しいです.


▼WEBセミナーの概要はこちら(※マイナビRESIDENT「eventos」への登録が必要です(登録無料)

https://resident.mynavi.jp/news/detail/2443

卒後教育研修センター

2021年6月29日火曜日

当院HP“先輩医師のメッセージ(専攻医)”を更新しました

 名古屋医療センターホームページ

“先輩医師のメッセージ(専攻医)”を更新しました.


今年3月に当院の初期臨床研修を修了し,4月より内科専門研修プログラム,外科専門研修プログラムで専攻医として研修を行っている医師が,当院の研修の特徴や魅力を語っています.

専門研修を行う病院選びに悩んでいる初期研修医のみなさん,参考にしていただければ嬉しく思います.

名古屋医療センターHP 後期研修について 先輩医師のメッセージ

またホームページでは,令和4年度専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)も掲載しています.

名古屋医療センターHP 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)

ご興味のある方は,お気軽にお問い合わせください.

卒後教育研修センター

病院説明会(初期臨床研修/専門研修)を開催しました

 6月27日,

名古屋医療センター病院説明会(初期臨床研修/専門研修)を開催しました.

全国の大学,病院から50名を超えるエントリーがありました.

会場へお越しくださった方,オンラインでご視聴くださった方,ありがとうございました.


プログラム①1年次研修医による研修紹介では,K医師が当院の研修の特徴やER当直のようすなどをお話ししました.

プログラム②当院初期研修を修了した3年次医師による研修紹介では,内科専攻医のO医師が自身の2年間の初期研修で感じたことや,その経験が現在にどうつながっているかなどお話ししました.

プログラム③ERの紹介では,救急集中治療科専攻医のH医師が当院ERの特徴をお話ししました.当院のERは重症症例が多いのが特徴の一つです.そのため一つひとつの症例を比較的しっかりと時間をかけて診ることができます.ER専属医が常駐し,毎日振り返りカンファレンスを行うなど教育指導体制が整っています.

プログラム④専門研修プログラムの紹介では,当院が基幹施設となっている内科と外科のそれぞれのプログラムについてお話ししました.

昨年に引き続き,新型コロナウイルス感染拡大により,研修病院探しに苦労されている医学生や研修医の方も多いと思います.
今回の説明会が,病院選びのきっかけや決め手(⁉)となったり,みなさんにとって実りある時間となっていれば嬉しいです.

参加してくださったみなさん,どこの病院で研修されることになっても
さまざまな経験を積み,良い指導医と出会い,
必ず良いお医者さんになってくださいね!応援しています!
卒後教育研修センター

2021年6月15日火曜日

令和4年度初期臨床研修医の募集を開始しました

 令和4年度初期研修医の募集を開始いたしました.

詳細は名古屋医療センターホームページをご覧ください.

名古屋医療センターHP 令和4年度初期臨床研修医募集要項


全国の医学生のみなさん,
医師としての最初の一歩を
名古屋医療センターの温かな研修環境の中でスタートしませんか.

ご応募をお待ちしております.
卒後教育研修センター

2021年6月14日月曜日

当院HP“初期研修医の声”を更新しました

 名古屋医療センターホームページ

“初期研修医の声”を更新しました.


当院の研修医が,自身の病院選びの経験や医師として働き始めた率直な感想などを書いています.研修病院選びに悩んでいる医学生のみなさんのお力になれれば嬉しく思います.

ぜひご覧ください.

名古屋医療センターHP 初期研修医の声


新型コロナウイルス感染拡大のため,病院見学を中止せざるを得ない現在の状況において,医学生のみなさんは不安な日々をお過ごしのことと思います.

当院も現在は病院見学を愛知県在住の方のみに制限しておりますが,

6/27(日)開催の病院説明会は全国の方に視聴いただけるようオンライン同時配信する予定です.

ご興味のある方は,ぜひお気軽にお申込みください.

名古屋医療センター病院説明会(初期臨床研修/専門研修)のお知らせ


病院見学が再開されたときには,ぜひ当院へ足をお運びください.

近い将来,一緒に働ける日が来ますように!

卒後教育研修センター

当院HP“令和4年度 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)”を更新しました

 名古屋医療センターホームページ

“令和4年度 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)”を更新しました.


名古屋医療センターでは,

・内科専門研修プログラム

・外科専門研修プログラム

において令和4年度の専攻医を募集します.

詳しくは,こちらをご覧ください.

名古屋医療センターHP 専門研修プログラムについて(専攻医募集要項)


6/27(日)開催の病院説明会では,初期研修に加えて専門研修プログラムについても紹介予定です.

ご興味のある方は,お気軽にご参加ください.お待ちしております.

名古屋医療センター病院説明会(初期臨床研修/専門研修)のお知らせ

卒後教育研修センター

2021年6月11日金曜日

フィードバック面談のようす(2021.6)

 卒後教育研修センターでは年に2回,研修医のフィードバック面談を行っています.

研修医一人ひとりと,センター長または副センター長の先生が30分程ゆっくり話をします.

日頃の研修で良かったことや印象的だった経験,うまくいかなかったこと,悩んでいること,困っていること,キャリア設計の話や休日のリフレッシュの方法など,話題は多岐にわたります.

先日の面談で,副センター長の小暮先生は

「将来,どんな進路を考えている?」と研修医に尋ねました.

研修医は

「〇〇科か△△科で迷っています.地元である愛知県から出ることは考えていません」と答えました.

小暮先生は

「広い世界に目を向けることも考えてみて.例えば建物の1階から見える景色と,5階に上がって見える景色は違うでしょう?

それから自分のやりたいこと,興味のあること,叶えたい夢は,ぜひ言葉に表していろいろな人に話すと良いですよ.何がどこで繋がっているか,縁があるかわからないものです.自分の心の中に留めておかず発信することで,意外なチャンスが巡ってくることがあると思います」と,自身の体験談を交えながらアドバイスしていました.

また別の面談日,

「呼吸器内科で毎日診察を行っていた担当患者さんが目の前で亡くなりました.日々仕事をこなすにつれて,自分の医師としての無力さ,不甲斐なさを実感しています」とこぼした1年次研修医のO医師.

「目の前で患者さんが亡くなると,予期していた経過であったとしても,驚いて体が動かなくなってしまう,CPRしなきゃと頭ではわかっているのに動けない…その状況はよくわかります.医者なのに何もできない,無力感,本当にその通りなのです.

その無力感,不安感に立ち向かうには,経験を無駄にせず,学び,勉強し続けていくことです.そして主体的に患者さんを診て,常に主治医の意識を持つこと.

今は言われたことをやるだけで精一杯だと思いますが,そこから更に先読みして,治療方針を上級医とディスカッションできるようになることを目指してください」と小暮先生は話しました.

それを聞いたO医師は

「はい!これからも精進したいです!」と元気に答えていました.


忙しい普段の研修の中では,自身を客観的に振り返る機会はなかなか少ないものです.

研修医たちはみんな自身の経験や思いを話し,指導医から褒められたりアドバイスをもらったりして,晴れやかな表情で面接を終えていきました.

卒後教育研修センター

2021年6月2日水曜日

研修医オンライン勉強会「藤田医科大学 岩田充永先生の救急カンファレンス」(2021.5)

藤田医科大学 救急総合内科教授岩田充永先生には
月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.救急外来で経験した悩ましい症例や勉強になる症例,みんなに共有したい症例を岩田先生といっしょに振り返ります.
5月28日のカンファレンスはオンラインで開催されました.

今回の症例提示は,研修医1年次のS医師.
現在ERをローテーション研修中のS医師が,平日日勤帯の夕方に担当した症例です.
勤務の引継ぎの時間帯はエラーが起こりやすい時間帯であることを意識しておいたほうがよいですね,と岩田先生のコメントがありました.

ショートステイ利用中の80代男性,その日のお昼頃にトイレへ行って排便後にレベル低下と血圧低下がみられました.その1時間後再度排便後に意識消失を繰り返し,血圧上昇がみられず,施設の看護師の方が救急要請をしました.病院到着時にはショックバイタルでした.

「高齢者の頻回の便意という点は,気持ちの悪い主訴ですね.急変の前のサインであると覚えておいた方がよいです」と岩田先生.
処置をしながら鑑別診断をすすめていく必要がありますが,どんな処置をしますか?
と,会場に集まった研修医たちに岩田先生が問いかけます.
“サルも聴診器”
重症の患者さんが来院したときには,まずはこれ!
サ…酸素
ル…ルート
も…モニター
聴…超音波
診…心電図
器…胸部レントゲン

頭では理解していても,実際に動けないと意味がありません.
言うのは簡単ですが,行動するのは難しいものです.
重症の患者さんが来たら,体が勝手に動くようにしたいですね.
1年目の夏くらいまでには“サルも聴診器”が10分以内に自分でできるようになること,
2年目は適切に指示が出せるようになること,これが目標ですね.

それから,既往歴と飲んでいる薬については,すべてリストアップすることも重要です.
また高齢者の場合にはADLの変化も見落としてはいけないポイントです.ADLの変化が数日間に渡っているのか,当日中の急激なものか,それが重症かどうかの判断の手がかりとなることも多くあります,と岩田先生からコメントがありました.

検査の結果,この患者さんは脾臓破裂していることがわかり,すぐにIVRでの治療が行われました.
脾破裂の原因は何だったのでしょうか?
杖歩行と車椅子利用をしていたということから,転倒歴がないか?
特に高齢者の場合,虐待歴はないか?確認が必要です.

1年目のS医師にとって,なぜ脾臓が割れているのか?非常に驚いた症例で,学びの多いものとなりました.
S医師の経験した症例を参加した研修医全員で考え,ERでの思考過程を共有することができました.1人でできる経験は限られますが,こうして1人の経験を共有することで全員がレベルアップできます.

岩田先生,ありがとうございました.
次回は6月末に開催予定です.
卒後教育研修センター