★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2018年8月29日水曜日

研修医勉強会 救急外傷カンファレンス

8月28日,
集中治療科 救急外来専属医(ER室長)の近藤貴士郎先生による
救急外傷カンファレンスが開催されました.

通称「外傷カンファ」は,毎月2回 隔週火曜日に開催しています.
研修医がER研修中,または当直業務中に遭遇した外傷症例をもとに意見を交わしたり,JATECに基づいて外傷患者の初期対応を実習形式で勉強したり,近藤先生によるナートや中毒についてのレクチャーなど,内容はさまざまです.

今回は「研修医たちの“日頃の疑問”持ち寄り外傷カンファ」でした.

研修医1年次N医師の疑問・・・
70代,転倒による腕の骨折が疑われた患者さん
レントゲンを撮る際,どの箇所をどのように撮るのがいいのか?悩んでしまいました.

近藤先生によると,たとえば2箇所に骨折の疑いがある場合,1枚のレントゲンの範囲に入るからといって1枚で済ませてしまうのはNG.それぞれの箇所がレントゲン写真の中心になるように2枚撮るのが原則です.

続いて研修医1年次K医師の疑問・・・
アキレス腱を強打し,ひどく痛がっていた患者さん
アキレス腱断裂の診断のためにどうしたらよかったのか?レントゲン?CT?MRI?
トンプソンテストを十分に実施できなかったのにも問題があったと思います・・・

トンプソンテストとエコー検査ができればよかったですね,と近藤先生.
正しいトンプソンテストの方法と,アキレス腱断裂時の足首の固定の仕方などについて,研修医同士お互いに確認し合いました.

日頃の疑問がスッキリ解消した研修医のみんなでした.

近藤先生,いつもありがとうございます.
卒後教育研修センター

2018年8月20日月曜日

平成31年度初期臨床研修医採用試験を実施いたしました

8月17日,18日の2日間にわたり
平成31年度初期臨床研修医採用試験を実施いたしました.

当院の研修医は,出身大学に偏りがなく,全国各地からさまざまなバックグラウンドをもつメンバーが集まっていて多様性に富んでいるのが一つの特徴です.今年もまた,全国から学生の皆さんが受験に来てくださいました.

午前中に筆記試験を行い,午後からは面接です.
当院では,研修医による面接と,幹部・指導医による面接の2種類の面接を受けていただいています.
来年4月からもっとも近くで共に働くことになる現1年次研修医が,採用活動に積極的に関わっているのです.
研修医による面接は,いわゆる「面接」といった畏まったものではなく,受験生の皆さんの緊張が和らぐような「対話」の時間となるよう工夫しています.今年も研修医のみんなで,各診療科ローテーション研修の合間の時間を見つけては,学生さんへの問いかけの仕方などについて話し合いを重ねて準備してきました.


当院の採用試験では,私たちが受験生の皆さんを面接するのみならず,受験生の皆さんにも研修医を含め私たちを面接していただいていると考えています.名古屋医療センターの文化に共感し理解していただいたうえで,医師としての第一歩を踏み出し,充実した2年間の研修生活を送ってほしいと思うのです.

数ある全国の臨床研修病院の中から,当院を選んで受験してくださった学生の皆さん,ありがとうございました.


一緒に働く日を,楽しみにしています!
卒後教育研修センター

2018年8月14日火曜日

研修医勉強会「Wakipedia」

8月13日,
総合内科の脇坂達郎先生によるNMC名物研修医勉強会
内科症例カンファレンス Wakipedia が開催されました.
(フリー百科事典Wikipedia...ではなく..)

今回は脇坂先生による症例提示.
70代の男性,主訴は「フラフラする,物忘れ」
長年,高血圧であり,お酒をよく飲む
近医を受診したところ貧血の症状があり,当院総合内科を外来受診

脇坂先生;さあ,こんな患者さんが来たらどうする?
研修医①;もう少し情報を聞き出したいけど...何から手をつけたらいいのか...
脇坂先生;そうだね.一つひとつ情報を聞いていくことにしましょう.どんな質問をしたいですか?
研修医②;「フラフラする」とはどんな感じか,めまいなのか,足がヨロヨロする感じなのか.
研修医③;貧血の症状はいつからか,近医から情報を得たい.
研修医④;既往歴,手術歴は?飲酒の量は?
研修医⑤;飲んでいる薬は?
脇坂先生;患者さんやご家族からの情報を一つひとつ聞き出しながら,全体像をみることも大事ですね.何を疑って,どのような症状を探して診察するかが大切です.この患者さんは血液検査の結果,ビタミンB1やB12が低値であることがわかりました.入院して治療を開始することになりましたが,どんなことに気をつけるべきでしょうか?
研修医⑥;アルコール離脱.最終飲酒はいつか確認したほうがいいと思います.
脇坂先生;⑥先生,鋭いね~.アルコール離脱症候群は場合によって非常に危険なことがありますね.AKA(アルコール性ケトアシドーシス)について,聞いたことがありますか?

こんなふうに,脇坂先生と研修医たちの対話によって,患者さんの主訴からバックグランド,診察,治療方針に迫ります.

「お酒,アルコールの合併症に関する知識は,将来研修医のみんながどの診療科に進むことになっても必要です.研修医のうちに,どの科に進んでも役立つ知識を身につけてほしいと思っています」と,脇坂先生.

 脇坂先生,いつもありがとうございます.
 卒後教育研修センター

2018年8月13日月曜日

当院HP“後期研修について”を更新しました

名古屋医療センターホームページ
“後期研修について”を更新いたしました.

当院の専門研修プログラムや募集要項,先輩医師のメッセージや各診療科の研修内容などを掲載しています.
後期研修先の病院をご検討中の皆さま,ぜひ一度ご覧ください.
こちらです→名古屋医療センターHP 後期研修について

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卒後教育研修センター