★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2021年12月14日火曜日

初期臨床研修病院説明会を開催しました(2021.12)

 12月11日,

名古屋医療センター初期臨床研修病院説明会を開催しました.

会場へ足を運んでくださった方,オンラインでご視聴くださった方,ありがとうございました.

プログラム①1年次研修医による研修紹介では,A医師・I医師が当院初期研修の特色や研修医の出身大学の多様さ,各診療科ローテ中の研修医の1日の業務の流れなどについてお話ししました.

プログラム②当院初期研修を修了した医師による研修紹介では,内科専攻医(卒後5年目)の三林医師が自身の初期研修を振り返り,その時の様子や研修医時代から内科専攻医として働く現在に至るまでの過程をお話ししました.


三林医師は自身の研修病院選びについても話していました.「地元である名古屋へ帰ってきたい!」「3次救急で研修したい!」「出身大学に幅のある病院がいい!」という思いで,名古屋の3次救急病院を一通り見学したということです.その中でも一番バランスがとれていると感じたのが名古屋医療センターでした.

研修医1年目のER当直で,何もかもが初めてのことばかりで,「ぜんぜんできない」けど「やらなくちゃいけない」状況で,3次救急で研修したいと自分で選んだ道でしたが,決して自分が勉強がよくできるとか,自信があるとかではなく,研修開始当初はずっと救急車が怖かったと言います.ERで救急隊からの電話が鳴るたびに「どんな患者さんがくるんだろう」「この患者さんは助かるのだろうか…」と不安を抱えながらの毎日でしたが,経験を積み重ねるうちに次第に診療にも慣れていきました.1人で診療しているわけではなく,2年次の先輩や内科直・外科直の先生,救急外来の看護師のみなさんのサポートがあって,メンタル面でも身体面でもなんとかやってこられたと感じていました.また定期的な勉強会があり,安心してトレーニングを積みながら力をつけていくことができました.2年目になり,緊急対応から診断までできるようになり,経験が自信につながっていく実感がありました.病棟業務の中では,終末期患者さんのICを担当させていただいたことが,「自分が患者さんを診るんだ.自分が主治医なんだ」という意識を刻む印象深い経験でした.

「勉強や診療に関して,特段ここでしかできないことというのは多分あまりなくて,どこの病院であってもできる経験はほぼ一緒だと思います.しかし,自分がここで研修して良かったと思っているのは,『仲間』に出会えたことです.いろいろな所から集まった同期がいて,自分なりの考えを持って研修し,時には助け合いながら,時にはケンカをしながら,仲良く2年間の初期研修を過ごすことのできる環境が整っているというのが一番の当院の魅力だと思います」

学生の方からは,「三林先生の『ここで研修すればどこに行っても大丈夫な医師になれる』という言葉が非常に印象的でした」と感想をお聞きしました.

プログラム③ER紹介では,卒後教育研修センター長の近藤貴士郎医師(救急集中治療科ER室長)より当院ERの特徴をお話ししました.

全体の質疑応答の後は,グループに分かれて研修医とのフリートークの時間を設けました.研修に関する話はもちろんのこと,休日の過ごし方など,それぞれのグループで盛り上がり楽しそうな雰囲気でした.


新型コロナウイルスの流行により,研修病院探しに苦労されている学生の方も多いと思います.

今回の説明会が,病院選びのきっかけや決め手となったり,みなさんにとって実りある時間となっていれば嬉しいです.

卒後教育研修センター

2021年12月6日月曜日

ICLS講習会に参加しました(2021.12)

 12月4日,5日の2日間にわたり院内でICLS講習会が開催され

研修医と看護師の方々が参加しました.


まずはBLS.心肺蘇生の基本とAEDの使い方をしっかりと学びます.

続いて気道管理,モニターのブースに分かれてそれぞれ練習を行いました.


お昼休憩をはさみ,午後からは

心停止の異なる波形の正確な読み取りとその対応,

さまざまな場面を想定した心肺蘇生のシミュレーションを行いました.



1日ともに実習をしていく中で,次第に団結し

どのグループもとても良いチームワークで課題を達成することができました.


受講生のみなさん,おつかれさまでした.

インストラクターを務めてくださった先生方,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

2021年12月3日金曜日

初期研修 紹介動画を公開しています

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~

で配信した初期研修紹介動画を公開しています.

名古屋医療センター初期臨床研修 紹介(YouTube)


当院HPでは,初期研修・専門研修の紹介,過去に開催した病院説明会の動画もご覧いただくことができます.

名古屋医療センターHP YouTubeについて→卒後教育研修センターをクリックしてください.

研修病院をご検討中の医学生,初期研修医のみなさん,ぜひご覧ください!

病院見学も随時受け付けています.

名古屋医療センターHP 病院見学のご案内

卒後教育研修センター

2021年12月2日木曜日

研修医勉強会「てんかんレクチャー」(2021.11)

 11月30日夕方,

脳神経内科の山田研策先生による研修医のための勉強会

「てんかんレクチャー」が開催されました.

てんかんの対応ができるようになるために必要な,まずは3つのポイント!

〇てんかんという病気を知ること

〇専門家へのコンサルトのため,最低限の用語を覚えること

〇てんかん発作の一般的な臨床経過を理解すること

各ポイントについて詳細な解説がありました.

レクチャーのあとには,山田先生自身が診断に苦慮したケースなど含め,実際の症例について電子カルテで画像や経過を見ながら検討しました.

山田先生は

「テレビドラマの中のようにきれいに話がまとまってすぐに診断がつくことは稀です.どんなに経験を積んだ医師であっても悩みながら診断,治療をすすめていくものです.研修医のみんなもすぐに答えを求めるだけじゃなくて,たくさん悩んで診療にあたってください」

とおっしゃっていました.

山田先生,ありがとうございました.

卒後教育研修センター

2021年11月29日月曜日

研修医勉強会「藤田医科大学 岩田充永先生の救急カンファレンス」(2021.11)

藤田医科大学 救急総合内科教授の岩田充永先生には

月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.救急外来で経験した悩ましい症例や勉強になった症例,みんなに共有したい症例を岩田先生と一緒に振り返ります.

コロナ禍になってからはオンラインでの開催が続いていましたが,11月26日のカンファレンスは久しぶりにオフライン開催となり,研修医たちは「今日は本当に岩田先生がお越しになるんですね!今まで画面の中でしかお会いできなかった岩田先生に,会えるんですね!」と盛り上がっていました.クリニカル・クラークシップで実習中の愛知医科大学の学生さんも2人参加してくれました.

岩田先生がお越しになると聞いて臨床検査科の山本涼子先生は,「研修医のみんなを応援したくって…」とお菓子をたくさん差し入れしてくださいました.当院初期研修を修了された山本先生はいつも研修医たちのことを気にかけてくださっています.山本先生ありがとうございます.

今回の症例提示は,1年次のO医師.

ERローテ中の平日,救急車で搬送された50歳代男性のケースです.

主訴は吐下血ショック,宿泊中のホテルのベッドで倒れていたのを従業員が発見,救急要請しました.

O医師はさまざまな鑑別の可能性を考え,CT,超音波,心電図など検査を行いました.岩田先生は「これは難しそうなケースですね.●●を疑うけれど,そうだとするとこのバイタルとは矛盾する….診断はわからないけれど,とにかく治療を進めたいケースです.治療をすることで状態が良くなっていくのか,これからさらに悪くなるのか.ERでは答えの出ないケースかもしれませんね」とコメントされました.

患者さんはICUに入院,全身状態のサポートを続けることになりました.同時期にICUをローテ中で現在も患者さんの治療に携わっている1年次H医師が経過を報告していました.

カンファレンスの中で,

岩田先生「O先生はこの血液データを見て,どこが気になった?」

1年次O医師「△△と××が….〇〇は,すみません…,気にしていませんでした」

岩田先生「いやいや,同じデータ・数値を見ても,若い先生たちと僕たち指導医たちとでは着目するポイントが違うんだよね.それは悪いことでは決してないんです.そのすり合わせをするのがカンファレンスだからね」

というやりとりがありました.

会場に集まった研修医たちは,O医師のプレゼンと岩田先生のコメントに耳を傾けながら,「自分なら何を疑ってどのような検査をオーダーするかな?どんな情報収集が必要かな?」と,ERでの思考過程をイメージしていました.


岩田先生,ありがとうございました.

次回は12月末に開催予定です.

卒後教育研修センター

2021年11月19日金曜日

令和4年度初期臨床研修医 二次募集終了のお知らせ

 令和4年度初期臨床研修医 二次募集を行っておりましたが,

定員に達したため終了いたしました.

ありがとうございました.

卒後教育研修センター

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 に出展します

 レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~

に出展いたします.

2021年11月24日(水)18:00より,救急集中治療科ER室長の近藤貴士郎医師と2年次研修医が生配信でお話しします.


当院は救命救急センターを有し,名古屋市中心部から北西部の3次救急医療機関としての役割を担っています.救急車受け入れは年間8,000台を超え,名古屋市内でも有数の規模です.症例のバリエーションが豊富で,ERでの初期診療からICUでの重症管理まで,熱心な指導医のもとで一貫して研修することができます.ERでは,重症度判断や初期治療はもちろんですが,walk-in患者も多くありふれた症状から隠れた重症患者を見落とさないトレーニングも可能です.多数患者のマネジメントや社会的背景への介入についても学ぶことができます.


研修病院をご検討中の医学生のみなさん,ぜひご覧ください.

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~

卒後教育研修センター