★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2017年12月8日金曜日

研修医勉強会「中毒・OD(前編)」

12月7日,
集中治療科ER室長の近藤貴士郎医師による研修医のための勉強会が行われました.
今回のテーマは「中毒・OD(前編)
本日の目標は・・・
①中毒に対しての基本的な診療の進め方を理解する
②あぶない中毒を知る
③中毒特有の治療法の適応を知る

Case1.救急隊からの電話
「30歳女性のoverdose(過量服薬)です」
「レベルはⅡケタ,BP90/50 HR60 SpO2 92 37.2℃」
「200錠くらい空きの薬があります.セパゾン®が100錠くらいとルボックス®とデパケン®とプロチゾラムが30錠くらいです」
「アルコール臭もします」

「到着まであと10分です」

さあ,患者さんの到着までにどんな準備をしますか!?
日々ERで研修をしていると,さまざまなケースに遭遇します.
中毒・ODの場合,原因物質に対して適切な処置をしなければ死に至ることもあります.
研修医のみんな,どんな検査が必要だろうか?もしご家族がいらっしゃったらどのようなことを聴きたいか?適切な処置は?悩みながらディスカッションしていました.

本日のまとめ・・・
①中毒はまず全身管理
②症状,所見が推定される原因物質と服用量で説明がつくかを常に考える
③胃洗浄,活性炭,血液浄化の適応は限られるが,実施するなら正しい方法で
④原因物質が不明なときは,症状,所見から系統を推測する

来週,「中毒・OD(後編)」へ続きます.
近藤先生,いつもありがとうございます.
卒後教育研修センター

0 件のコメント:

コメントを投稿