★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2021年2月8日月曜日

研修医の活躍を紹介します ~学会発表編~

第18回日本臨床腫瘍学会学術集会 (JSMO2021)において,

当院研修医の山口祐平医師がシンポジウムに登壇,腫瘍内科の白石和寛医師がケースプレゼンテーションを担当します.


2021年2月20日(土)

11:00-13:00 山口祐平(名古屋医療センター 初期研修医)

会長企画シンポジウム:新専門医制度

「専門医を目指す医師からの意見」


15:20-16:00 白石和寛(名古屋医療センター 腫瘍内科)

医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー:ケースカンファレンス

「オンコロジーエマージェンシーの1例」


山口医師は学生時代から腫瘍の分野に興味をもち,腫瘍内科医を志して当院を研修病院に選びました.日々の研修に取り組むほかに,学会にも積極的に参加しています.ぜひ一緒に腫瘍内科医をめざす仲間が増えてほしいと望んでいます.

腫瘍の分野に興味のある医学生のみなさん,初期研修医のみなさん,ぜひ当院で研修しませんか?

腫瘍内科の詳細は当院HPをご覧ください.

名古屋医療センターHP 腫瘍内科


見学、個別WEB診療科説明会も随時受け付けています.

名古屋医療センターHP 病院見学のご案内

名古屋医療センターHP 医学生・研修医向け個別WEB診療科説明会

卒後教育研修センター

2021年1月21日木曜日

専門研修プログラムおよび診療科説明会の動画を公開しています

 1月12日に開催しました

名古屋医療センター専門研修プログラムおよび診療科説明会の動画をホームページに公開しています.

名古屋医療センターHP 専門研修プログラムおよび診療科説明会


COVID-19が感染拡大する中,見学にお越しいただく機会を持つこともなかなか難しい状況で,研修病院選びに苦労されている方も多いと思います.

ご興味のある診療科がありましたら,「個別WEB診療科説明会」も随時受け付けておりますので,お気軽にお申込みください.

また状況が許すようであれば,ぜひ見学にお越しください.

名古屋医療センターHP 医学生,研修医向け個別WEB診療科説明会

名古屋医療センターHP 病院見学のご案内

卒後教育研修センター

2021年1月20日水曜日

T&A Trainingを開催しました

 1月16日,NMC初期研修医向け救急初療コース

T&A Trainingを開催しました.


救急外来でよく遭遇する主訴(ショック,胸痛,呼吸困難,吐血,腹痛,頭痛,けいれん,麻痺)に接したときの,最初の10分間に行うべきアクションを身につけ,上級医,専門医に引き継ぐまでの初期診療をスムーズにマネジメントすることを目的としたシミュレーションコースです.

救急集中治療科,総合内科の医師たちが患者や家族,看護師を演じ,研修医が診察するという実践形式で行われました.先生方のリアルな演技に,研修医たちは現場さながらの緊張感をもって臨んでいました.



まずは問診.
“ABCがおかしいぞ.臥位にして,バイタルチェックだ.部屋を移動し,OMI”


処置室に移動してからは,感染対策のためシミュレーター人形を使用して診療を進めていきます.

検査結果の数値や画像を見ながら,どのような対応が必要か考えます.



実践のあとは,フィードバックと各主訴に関するレクチャーです.

インストラクターを務めてくださった大府あおぞら有床クリニックの吉岡先生から
「今年はCOVID-19流行の中で,このようなオフ・ザ・ジョブ・トレーニングがなかなか開催できず,研修医のみんながどれくらい診療の力を身につけているか少し心配していましたが,今日のみんなの姿を見ると,しっかり基本の力をつけていると安心しました.今日の講習会を明日からの診療に活かしてください」とコメントをいただきました.

研修医のみんな,おつかれさまでした.
インストラクターの先生方,ありがとうございました.
卒後教育研修センター

2021年1月12日火曜日

研修医勉強会「輸血」(2021.01)

 1月7日の夕方,

救急集中治療科の森田先生による研修医のための勉強会

「輸血」が開催されました.


緊急輸血,大量輸血に関して

オーダーの流れや注意点,記録の重要性や輸血による合併症,オーダー時における検査部からの要望など詳細に解説がありました.

具体的に電話でどのように指示を伝えるのがよいのか,明日からのERですぐに使えるとても実践的なレクチャーでした.

当院の初期研修を修了した森田先生は,救急集中治療科ICUで働くスタッフ医師です.当院では6週間のICUローテーションを必修としています.研修医はICUローテ時,森田先生のもとで指導を受けます.研修医の気持ちをよく理解してくださり,研修医が行う処置や検査に時間がかかってしまっても(もちろん患者さんにはご無理・ご負担のない範囲内で)いつも温かく見守ってくださると研修医は言います.時間が空いたときにはシミュレーター人形を使って手技の練習をしたり,頻繁に研修医のための勉強会を担当してくださる森田先生.

いつもありがとうございます.

卒後教育研修センター

2021年1月6日水曜日

研修医勉強会「低体温症」(2021.01)

 1月5日の夕方,

救急集中治療科の自見先生による研修医のための勉強会

「低体温症」が開催されました.

〔本日の目標〕低体温症の以下の内容について正しく理解しよう!

・定義と重症度

症状や兆候

・原因

・正しい体温測定法の選択

・復温方法と復温時の注意

・低体温症時のCPAの特殊性


低体温症は積雪地のような極寒の地だけで起こるものではなく,内科疾患をbaseにして発症することも多く,環境障害としてまとめて主に救急外来で対応を求められます.

ここ名古屋の土地で,当院のERでも冬の時期には1,2週間のうちに1度程,低体温症の患者さんが搬送されます.

この日の救急外来は非常に忙しく,ERをローテーション中の1年次研修医のH医師はお昼に食べそびれたお弁当を勉強会前に掻き込んでいました.

ERで患者さんの対応を終えてから駆けつけてくれた自見先生,予定より15分程遅れてスタートした勉強会でしたが,多くの研修医が熱心に耳を傾けていました.

自見先生,いつもありがとうございます.

卒後教育研修センター

2020年12月28日月曜日

研修医勉強会「中毒・OD」(2020.12)

 12月25日,

卒後教育研修センター長 救急集中治療科の近藤先生による研修医向け勉強会

「中毒・OD」が開催されました.

クリスマス♪の今日もたくさんの研修医が集まりました

近藤先生から
「大事な日に集まっていただいてありがとうございます.今夜予定がある人もいると思いますので,早めに終わりましょう(笑)」と前置きがあり,クリスマス勉強会は始まりました.

〔本日の目標〕
・中毒の基本的な診療の進め方を理解する
・中毒特有の治療法の適応がわかる
・あぶない中毒を認識できる

24時間365日,研修医の誰かが救急外来で患者さんの診療にあたっています.救急外来においては,多かれ少なかれ中毒の症例には必ず遭遇します.
10以上の症例を提示しながら,中毒の診療の進め方について研修医に質問を投げかけながら,詳しい解説がありました.

およそ80ページ(‼)のスライドで情報がぎっしりみっちりと凝縮された1時間超のレクチャー.中毒に苦手意識をもっていた研修医もいましたが,今日の勉強会を聞いて,自信をもって診療にあたることができそうです.

年末年始も毎日ERでがんばり続ける研修医たち.体調など崩すことなくみんなで元気に乗り切ってほしいと願うばかりです.

卒後教育研修センター

2020年12月16日水曜日

フィードバック面談のようす

 卒後教育研修センターでは年に2回,研修医のフィードバック面談を行っています.


研修医一人ひとりと,センター長または副センター長の先生が30分程ゆっくり話をします.

日頃の研修で良かったことや印象的だった経験,うまくいかなかったこと,悩んでいること,進路の話や休日の過ごし方など,話題は多岐に渡ります.

先日の面談で,副センター長の小暮先生は,手技が上手くできなくてひどく落ち込んでいるという1年次研修医に

「手技は準備とイメージが8割.ものを置く位置,足の位置,手の動かし方,目線の運び方,準備とイメージが整っていなければ上手くいかないのは当然です.上手な指導医をよく見て,その技術を盗み,繰り返し挑戦することで必ず上達しますよ.

ただ,手技が上手いことが医者としての能力が高いこととはいえません.もちろん上手であることに越したことはないけれどね.それよりも患者さんをきちんと診て,頭を使って考えることが大切.

たとえばERで,患者さんの訴えをどれだけ理解してあげられるかということを考えてみて.患者さんの訴えを聞く前にとりあえず血液検査!のようにしていないか,その検査は本当に必要なのか?鑑別は?入院すべきか?帰宅でよいのか?帰宅となったときに,その患者さんの訴えを本当にクリアしているかどうか.

とりあえず検査…のような無意味なルーティン化をしないこと.1例ずつ丁寧に診る,考える.これこそが何よりも大事だよ」

と話していました.

小暮先生「いま医師という仕事をしていて,怖いと感じる?」

研修医「はい,とても怖いです.ERでも,いつも怖い.いまは1年次という立場で上級医に頼ることが多いですが,2年次になって後輩ができたとき,さらに3年次になったときのことを考えると,本当に怖いです」

小暮先生「そうだよね.私も何十年と医師をしているけれど,今でも怖いよ.怖くないと思うようなら医師は辞めたほうがいい.その怖さに立ち向かうには,経験を積んで自分をステップアップさせること.やはり勉強することが大事だよ」


忙しい普段の毎日の研修の中では,自分のことを客観的に振り返る機会はなかなかないものです.

普段は悩みがあるようすや自身の弱みをあまり見せない研修医も,この面談のときは冷静に自己を振り返ることができるようです.

研修医たちはみんな自身の経験や思いを話し,指導医から褒められたりアドバイスをもらったりして,また明日からがんばろう!という表情で面談を終えていきました.

卒後教育研修センター