医学生、研修医の皆さまへ
本日(10月19日)より病院見学の制限を解除しました。
当院は全国から学生が集まることが特徴でしたので、制限がありお断りをしていた時は
本当に心苦しかったのです。お断りをした皆さん、本当にごめんなさい。
本日から申し込みができますので、
実際に来ていただいて、当院をみていただけたらと思います。
お申込みをお待ちしてます。
https://www.nnh.go.jp/interndoc-jr/tour/
★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★
当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.
https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/
日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.
興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)
医学生、研修医の皆さまへ
本日(10月19日)より病院見学の制限を解除しました。
当院は全国から学生が集まることが特徴でしたので、制限がありお断りをしていた時は
本当に心苦しかったのです。お断りをした皆さん、本当にごめんなさい。
本日から申し込みができますので、
実際に来ていただいて、当院をみていただけたらと思います。
お申込みをお待ちしてます。
https://www.nnh.go.jp/interndoc-jr/tour/
12月5日,医学生対象
名古屋医療センター(Nagoya Medical Center)
初期臨床研修説明会/オンライン説明会を開催いたします.
当院お越しいただくか,オンラインで参加されるか,参加方法をお選びください.
オンライン会議ツールCisco Webex Meetingsを利用し,名古屋医療センターより同時配信いたします.
《日 時》2020年12月5日(土)14:00より(1時間程度)
《会 場》名古屋医療センター 講堂
《対 象》医学生
《プログラム》(予定)
①NMCの初期研修紹介:当院の初期研修について研修医が等身大で語ります.
②NMCのER紹介:当院のER研修についてER専属医がお話しします.
③質疑応答:気になっているあんなことやこんなこと,研修医がお答えします.プログラムや研修について,研修医に聞いてみたいことがありましたら下記申込みフォームにご入力ください.
COVID-19感染拡大により病院見学や説明会が軒並み中止となる中,ご自身の進路選択に不安を抱えている医学生の方も多いと思います.
当院の説明会は研修医が企画・運営するカジュアルな会です.
医学生のみなさん,ぜひお気軽にご参加ください.
参加ご希望の方はこちらの専用フォームからエントリーをお願いいたします!
卒後教育研修センター
救急集中治療科の紹介動画を病院ホームページ,YouTubeで公開しています.
→救急集中治療科医師募集(国立病院機構 名古屋医療センター)(YouTube)
当院の救急集中治療科の特徴が詳しく紹介されています.
現在研修中の研修医も登場します!
当院のERで働くイメージを思い描いていただけると思います.
救急に興味のある医学生のみなさん,ぜひご覧ください!
卒後教育研修センター
藤田医科大学 救急総合内科教授の岩田充永先生には
月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.
9月25日の救急カンファレンスも前回と同様Webex Meetingsを利用してオンラインで開催されました.
今回の症例提示は研修医2年次のM医師.
今年1月,M医師が1年次でERをローテーションしていた時に担当した症例です.
午後5時頃,ちょうど日勤帯から当直帯に引継ぎをしている時間でER内は少しバタバタとしていました.
90歳代の男性,SpO2低下と不穏が主訴の患者さんです.
入所中の施設内の浴槽に顔をつけた状態でうつぶせに浮いているところを施設職員が発見し救急要請しました.
男性はADL自立しており,普段から一人で入浴していました.その時は浴室内で気を失って浴槽に倒れたようでした.
到着時,意識レベルⅠ-3,顔面蒼白,頻呼吸,顔を横に振り呼吸苦を訴えて不穏が強くありました.
SpO2低下は水をたくさん飲みこんだことによるものだと考えられました.
では、なぜうつぶせで浴槽に沈むようなことになってしまったのか,原因はどのようなことが考えられるでしょうか?
岩田先生から質問が投げかけられます.
M先生はその時,意識障害の原因は何だと疑って検査をしていたのですか?
M医師は「当時1年次だった自分は,意識障害の原因究明にまで気が回っていませんでした.苦しそうにしている目の前の患者さんをどうしてあげたらよいのかと考えるだけでいっぱいだったように思います」と話しました.
患者さんは誤嚥,陰圧性肺水腫の疑いでHCUに入院となり,その後1週間ほどで呼吸状態は改善し退院されました.
意識障害には必ず何か原因があるはずです.起きている事態(患者さんの今の状態)に対処しながら,原因探索を同時に進行していかなければなりません.今回の症例は,原因究明はできなかったですが,起こった事態に対しては上手く対処できた…
これはモヤっとする症例でしたね,と岩田先生.しかしこのようなケースはよくあります.高齢者の場合,真水の誤嚥だけであっても肺水腫になる危険性があるということを1年次の先生たちには知っておいてほしいです.
岩田先生からは,意識障害・失神の原因究明の考え方や,NPPV装着時,プロポフォール使用の際の注意点などについて解説がありました.
M医師が担当した症例について参加した研修医全員で考え,ERでの思考過程を共有することができました.
岩田先生,ありがとうございました.
次回は10月末に開催予定です.
卒後教育研修センター
2020年9月8日より病院見学受け入れを再開いたしました.
受け入れには条件がありますので,詳細は当院ホームページをご覧ください.
なお,個別WEB診療科説明会も引き続き随時受け付けております.
医学生のみなさん,ぜひお気軽にお申込みください.
卒後教育研修センター
藤田医科大学 救急総合内科教授の岩田充永先生には
月に一度当院のER症例振り返りカンファレンスにファシリテーターとしてお越しいただいています.
8月28日の救急カンファレンスはオンラインで開催されました.
今回は研修医1年次のY医師が症例提示をしました.
5月,ERローテが始まって間もないある日,朝8:20頃の当直帯からの引継ぎの時間に救急搬送された患者さんです.
患者さんは70歳代の男性,社宅に住んでいる隣人がバタンという音を聞いて玄関の戸を開けると男性が倒れているのを発見,救急要請しました.男性は意識を失って倒れたようでした.
救急隊によると,男性は意識を取り戻し,開眼しているものの目線が合わないようだということです.倒れたときに頬を打ち,擦過傷がありました.
到着時,少しぼんやりした印象ではあるものの意識はクリアな状態で,SpO2が低下していました.患者さん本人によると,トイレに行こうとしたら嘔気を感じ,その後倒れたようだということでした.
Y医師は,JCSは0と判断.SpO2低下ですが胸部レントゲンには肺炎などの所見は認めません.
ここで岩田先生からの問いかけ!
JCSが0かⅠか,それによって鑑別が変わってきますよね⁉
失神プラスSpO2低下はどんな鑑別が挙げられるでしょうか?
岩田先生の問いかけに,参加した研修医たちは考えます.
Y医師は不整脈を疑い,心電図と心エコーの検査を行いましたが不整脈の兆候は認めませんでした.次に行うべき検査として,転倒時に擦過傷ができるほど頭を打っていることから,頭部CTが必要ではないかと考えたY医師でしたが,上級医は体幹部の造影CTをオーダーしていました.
ここで岩田先生からの問いかけ!
Y先生は何を疑ってその検査が必要だと考えたのでしょうか?
自分の考える検査と異なる検査を上級医が行っていて,Y先生はどう思ったのですか?
造影CTの結果,肺塞栓症であることが判明し,患者さんは循環器内科の専門医のもと適切な治療を受けることになりました.
あとから振り返ると,所見,検査結果,すべてが線となってつながりますが,経験しないとわからないものです.早い時期にこのようなケースを経験できたことはY先生にとってよいことでしたね,と岩田先生.ERでの診察の鉄則は○○を疑って××の所見を探しに行くという診方,そして自分の考えと違うことを上級医が行っていたときにはその場でなぜそれが必要なのか聞けるといいですね,とおっしゃっていました.
研修が始まって1か月足らずの時期だったY医師にとって,今回の症例はとても学びの多いものになりました.
1人で経験できる症例は限られていますが,こうして1人の経験を共有することで全員がレベルアップできます.
1年次,2年次研修医とレジデントやスタッフ医師も参加し,充実した勉強会となりました.
岩田先生,ありがとうございました.
次回は9月末,オンラインでの開催予定です.
卒後教育研修センター
8月14日,15日の2日間にわたり
令和3(2021)年度初期臨床研修医採用試験を実施いたしました.
今年は新型コロナウイルス感染症の流行拡大により,すべての受験者を対象にオンラインで採用試験を行いました.
当院の研修医は出身大学に偏りがなく,全国各地からさまざまなバックグラウンドをもつメンバーが集まっていて多様性に富んでいるのが特徴の一つです.今年も北海道から九州まで全国各地の大学の学生の方が受験してくださいました.
採用試験は午前に筆記試験,午後から面接を行います.
当院では,研修医による面接と幹部・指導医による面接の2種類の面接を受けていただいています.来年4月からもっとも近い上級医となる現1年次研修医が,採用活動に積極的に関わっているのです.研修医たちは診療科のローテーション研修の合間の時間を見つけては面接の方法や学生の方への言葉がけなどについて話し合いを重ね,準備を進めてきました.
当院の採用試験では,私たちが受験生のみなさんを面接するのみならず,受験生のみなさんに研修医も含め私たちを面接していただいていると考えています.名古屋医療センターの文化に共感し理解していただいたうえで,医師としての第一歩を踏み出し,充実した2年間の研修を行ってほしいと思うのです.
オンラインでの実施となり,当院としても初めての試みで不慣れな点が数多くありましたが,受験生のみなさんにご対応いただき2日間のスケジュールを無事に終えることができました.
数ある全国の臨床研修病院の中から当院を志望し受験してくださった学生のみなさん,ありがとうございました.
一緒に働く日を,楽しみにしています!
卒後教育研修センター