集中治療科ER室長の近藤貴士郎医師による研修医のための勉強会
「中毒・OD(後編)」が行われました.
Q:2M けいれん
・食事後に5分ほどの全身性のけいれんを発症して救急搬送
・来院時Ⅰケタ 36.7℃ HR130 110/70
・両親によると,食事中に銀杏を10個ほど食べていた
・治療薬は?
A:銀杏中毒.けいれんに対して特異的な治療はビタミンB6が有効.
Q:30M 耳鳴り,嘔気
・頭痛がひどいので市販の鎮痛薬をたくさん飲んだ.3時間後,耳鳴りと嘔気あり受診
・注意すべき中毒は?
A:サリチル酸(アスピリン)中毒
他にも・・・
・フグ中毒
・ジギタリス中毒
・高マグネシウム血症
・キシロカイン局所麻酔中毒
・キノコ中毒
・CO中毒
など,さまざまなケースをQ&A方式で勉強しました.
近藤先生の質問に,悩みながらも答える研修医のみんな.
特に1年次のI医師の回答に,近藤先生は
「I先生,中毒くわしいねえ~」と感心していらっしゃいました.
キノコ中毒について
「この中で食べてもよいのはどれ?」と出された写真をみて「わあ!スーパーマリオにでてくるキノコみたい!」(写真②有毒のベニテングタケ)
ときどき笑いも起こりながら,楽しく勉強した1時間でした.
近藤先生,ありがとうございました.
卒後教育研修センター
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