★愛知県,名古屋で初期/後期研修を考えている医学生/研修医のみなさんへ★

当センターは,実り多き充実した研修生活が送れるよう,教育熱心な指導医と事務担当がチームとなって初期/後期研修医のみなさんを積極的にサポートしています.

https://nagoya.hosp.go.jp/interndoc-jr/

日頃の研修や勉強会の様子など当院の研修を体感いただけるような記事や,病院見学,説明会,採用活動関連の情報を随時発信してまいります.

興味のある方はのぞいてみてくださいね...φ(´ω`。)




2020年4月30日木曜日

研修医オンライン勉強会「救急初期診療」

4月28日,
救急集中治療科の自見先生による研修医のための勉強会が行われました.
通常ならカンファレンスルームに集まって行う勉強会ですが,コロナウイルス感染対策のためオンラインで実施しました.

今回のテーマは「救急初期診療

ERでの診療の特徴や鉄則について基本的なことをはじめ,
状況評価をいかに迅速に行うか,そのためには
①事前情報の重要性を知る
②感染防御を怠らない
③人・もの・心の準備を万全に
この3要素が欠かせないこと,情報をチームで共有することが重要だということについて最初にお話がありました.

つづいて,第一印象の把握初期評価病歴聴取身体診察迅速検査のそれぞれの手順を丁寧にレクチャーしてくださいました.

状況評価から迅速検査までのプロセスにおいて,危険なサインを認めた時は速やかに必要な処置を行い,適宜応援を呼びながら全体のスピードアップを図らなければなりません.
ERでの研修医の役割は,できる治療をはじめ(初期治療),専門医へつなぐ(コンサルト)ことです.

4月からERでの業務を始めたばかりの1年次を中心に,研修医室でそれぞれのデスクに座ってPC画面にかじりつくようにレクチャーを聞く姿がありました.
自見先生,いつもありがとうございます.
卒後教育研修センター

2020年4月14日火曜日

見学受入れ中止のお知らせ

名古屋医療センターでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月より見学の受け入れを中止しており、学生の皆さまには大変ご迷惑をおかけしております。
現在、愛知県は国の緊急事態宣言指定地域には入っておりませんが、独自に宣言をして拡大防止に努めております。
それを受けて、当院も見学の受入れ中止期間を延期することとしました。今のところ、再開の見通しは定かではありません。
見学が再開しましたら、ホームページ、ブログでお知らせをしていきますので、
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
卒後教育研修センター

新研修医オリエンテーション⑥研修心得

オリエンテーション最後のプログラムは,竹田副院長より“研修心得”のセッションです.
医師として,また社会人としての,この2年間の研修生活の過ごし方や日々のふるまいについてお話がありました.

「医師は一人では何もできない.他の医療スタッフとの協力がなければ,何もできないのだということを忘れてはいけない.
医師が病気を治すのではない.病気を治すのは患者さん本人です.医師や医療スタッフはそのお手伝いをするだけ.自分が治してあげたなんて勘違いを決してしてはいけない.
学生だったこれまでの勉強は,この先医師として働くうえで必要な知識の100分の1にも満たない.これから一生勉強を続けていくことが医師としての責任です.
2年間の研修生活では,自身の性格も変えることが時には必要です.謙虚に.プライドは捨てて.とにかく謙虚に働くこと.そして責任ある行動を.
皆さんの活躍を期待しています.若いパワーで名古屋医療センターを盛り上げてください」

竹田副院長の言葉に,真剣に耳を傾ける研修医の姿がありました.


さあ,オリエンテーションを終えて今週から本格的に研修をスタートさせた研修医14名.
実り多き研修となりますように!
卒後教育研修センター

2020年4月13日月曜日

新研修医オリエンテーション⑤最終日1日実習

オリエンテーション最終日の4月10日は,朝から夕方まで実習です.
午前中は,ERシミュレーション.さまざまケースを想定して診察の仕方や患者さんやご家族とのやりとりを実践してみました.
午後からは,心肺蘇生,気道管理,外傷初療と小児救急のシミュレーションです.
オリエンテーションのプログラムで,この最終日の実習が最も実践的で身が引き締まる思いだったと研修医は口をそろえて言っていました.
卒後教育研修センター

2020年4月10日金曜日

新研修医オリエンテーション④多職種体験

“多職種体験”は,他の職種のスタッフに1日密着して,その業務を体験するプログラムです.
今年研修医が業務体験をさせていただいた部門は…
病棟(看護師),地域連携室,薬剤部,放射線科,臨床検査科,栄養管理室,医療相談室(医療ソーシャルワーカー),リハビリテーション科(理学療法士,作業療法士,言語聴覚士),臨床工学室

体験後,上級医を交えて振り返りを行い,情報を共有しました.多職種の業務をシャドーイングした後に考えるチーム医療のあり方について,研修医からさまざまな意見がありました.
「看護師さんの業務が想像以上に大変で,そのような大変な業務の中でも笑顔を絶やさずにいらっしゃる姿に心の底から尊敬の念を抱きました」
「感謝の気持ち,お互いを思いやる気持ちを忘れないこと.他の職種への尊重と相手を思う想像力がチーム医療には不可欠であると感じました」
「わからないことに直面した時には,専門職の方に相談する勇気が必要だと感じました」
「新人で最も未熟という立場で初歩的なことでも質問しやすいこの時期をチャンスと捉え,知識を深めることが研修医としてすべきことだと思いました」

医師として働き始める前のこの時期に,他の職種の業務やスタッフの思いを身をもって体感することは非常に貴重なものでした.
チーム医療の大切さを改めて考えた研修医たちでした.
卒後教育研修センター

2020年4月9日木曜日

新研修医オリエンテーション③初心

オリエンテーションのプログラムの中で,“初心”というセッションがあります.

この3月に初期研修を修了したばかりの3年目の医師から新研修医に向けて,医師としての一歩を踏み出す今の気持ち「初心」を考えてみましょう,という内容です.
毎年,その学年のリーダーを務めた“元研修医”が担当するのが名古屋医療センターの伝統になっています.今年の担当はT医師,T医師は内科専攻医として3年目の研修をスタートさせています.

T医師は自身の初期研修開始時に考えた初心にまつわるストーリーを紹介し,その「初心」が3年目になった今でも医師として働く上で自分を支えるものとなっていると話しました.
さらにT医師は,研修医となって初めて書いたカルテをお守りとしていつも持っているのだと教えてくれました.そのカルテは今見ると恥ずかしいくらいに稚拙なものだけど,そのカルテにはびっしりと指導医の赤ペンが入っていて,これを見ると初心を思い出し,頑張ることができるのだということでした.

T医師の話を聞き,新研修医たちは一人ひとり自分自身と向き合い,心の内を白い紙に書き留めていました.
卒後教育研修センター



新研修医オリエンテーション②実習のようす

オリエンテーションの実習のようすをご紹介します.

看護師の方と合同で,グループに分かれてBLSとAEDの実習です.

次は,縫合練習です.外科医師の指導を受けながら,各種糸結びの練習に取り組みました.
オリエンテーションのプログラムをひとつひとつこなしていく中で,研修医たちは医師として働くのだという実感が少しずつ高まっていっているようです.
卒後教育研修センター

2020年4月8日水曜日

新研修医オリエンテーション①卒後教育研修センター長より

4月1日に入職した新研修医は,およそ1週間ほどかけてオリエンテーションを受けます.

プログラムは,全新入職員対象の医療安全や感染管理についての講義,BLSやAED,輸液ポンプ等の実習や縫合練習,電子カルテの操作方法を学んだり,多職種体験をしたりと盛りだくさんです.
この間にローテーションを決定,夕方からは2年次研修医についてERでの業務を覚える“PreER”を数回経験し,間もなく始まる診療科での研修とERの当直業務に備えます.

オリエンテーション初日,卒後教育研修センター長近藤貴士郎医師(救急集中治療科ER室長)より新研修医に向けてあいさつがありました.

新型コロナウイルスが感染拡大を続ける現在,厳戒態勢の中でみんなの研修生活はスタートしました.この特殊な状況下で,研修医として何ができるのか,ぜひ前向きに考えてほしい.アウトブレイクが起きても対応できる人材にきっとなれるはずです.またこのような状況では研修医の勉強会等も開催しにくいですが,自学自習の習慣を身につけるチャンスです.勉強会が開催されないことを言い訳にしないこと.
今年度より新しい研修プログラムでの研修が始まります.外来研修などこれまではなかった研修もあります.我々も手探り状態の部分がありますが,研修医のみんなもぜひ主体的に,良い研修のために意見を出し合ってほしいと思います.
2年間,楽しくがんばりましょう.
卒後教育研修センターは,2年間の初期研修を継続的にサポートする部門です.
研修医のみんなを,そばでいつも応援しています!
卒後教育研修センター

2020年4月2日木曜日

令和2年度初期研修医 始動しました!

4月1日,
令和2年度初期臨床研修医が名古屋医療センターに入職いたしました.

これから始まる2年間の臨床研修,
名古屋医療センターのチームの一員として,患者さんのお力になれるよう
多くの経験を積み,医師として,また一社会人として成長できるよう一生懸命がんばります!

どうぞよろしくお願いいたします.
卒後教育研修センター