1年次のみんなは,入職して8ヶ月が過ぎました.
4ヶ月後には,2年次となり後輩を教える立場になります.
この日は2年次のH医師が,1年次のみんなに向けて
ERで働くうえで今一度確認しておきたいことを話しました.
①社会人としての基本を確認
研修医1年次のみんなは,社会人としても1年生.
社会人としてのモラル・マナーがきちんと守れていますか?
患者さんへはもちろん,他職種のスタッフへも敬意をもって接することができていますか?
②気になっていること
トリアージやカルテの書き方について,もう一度よく考えてみてください.
「大丈夫…だと思います」…は絶対にダメ.検査やコンサルトのハードルを意識的に下げ,診療にあたってください.
目の前のことだけに精一杯になっていませんか?
ER全体をみまわすということを忘れないで.
③これからに向けて
自分にできることを常に探そう!
でも一人でがんばりすぎないこと.
注意されたときは成長のチャンス!
自分から積極的に関与して,先輩のワザを見て聞いて学ぼう.
◇最後に・・・
毎日病院で働く私たちにとってERという場所は日常のもの.
しかし患者さんやそのご家族にとっては究極的に非日常のものであるということを忘れないで.
それでもERって,体力的にも精神的にも堪える場所ですよね.
でも私たちは自分で医師という職業を,そして当院での研修を選んだんですよね.
そしてまだまだ未熟ではありながらも,免許を持ち,お金をもらって仕事をしています.
常に学び,成長し続けることが義務であり責任です.
一緒にがんばっていきましょう.
君たちはここがダメ,こうしなきゃダメ...
などと指摘したり怒ったりするのでは決してなく,
H医師の優しい語り口調とことばが1年次のみんなの心に沁み込んでいくようでした.
勉強会にはH医師の他にも続々と2年次のメンバーが集まり,後輩たちへの期待と愛情と,そしてもうすぐ3年次となる自分たち自身への覚悟のようなものを感じる会でした.
卒後教育研修センター
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