3月24日,
令和2年度初期臨床研修医 修了式を行いました.
長谷川院長より,一人ひとりに修了証書が授与されました.
院長,副院長より
コロナウイルスの流行の中での研修は,大変なことが多かったと思いますが
良かったことも悪かったことも,すべてがこれからの糧になっていくと信じて
ネガティブに捉えるのではなく,困難を乗り越えたという自信をもって
この先の道を進んでください.
同じ病院で研修した同期の仲間というのは,何にも代えがたい大切なものです.この先,こんな仲間にはなかなか出会えません.コロナ禍でどうしても距離を保つことが求められ,友人関係にもそれが影響しているのではないかと心配しますが,どうか仲間を大切にしてください.
医師としてまだたったの2年が過ぎただけです.これから医師としての長い人生が続きます.どうか自己研鑽を続けてください.
等,はなむけの言葉がありました.
来賓としてご出席くださった研修管理委員会の外部委員である名古屋大学大学院教育発達科学研究科の大谷教授より,
自分のことを「先生」と呼ばない人との出逢いとつながりをどうか大切にしてください.社会的ステイタスのある医師という職業は,研修医1年目から「先生」とまわりから呼ばれます.そこには落とし穴があるのです.それは非常に深い落とし穴です.異業種交流に努めて,自分のいる世界がいかに狭いのかを自覚し,広い視野を持ってください.
そして言葉を磨いてください.「磨く」というのは「磨いて尖らせる」ということばかりでなく,「磨いて角を取り除いて丸くする」ということです.医療者が使う専門用語を,患者や患者家族に使わないでください.自分たちの当たり前は,患者にとっては当たり前ではないということを忘れずに,コミュニケーションをとってください.
という温かい祝辞をいただきました.
研修医からは,
指導医,病棟他スタッフ,同期のみんな,多くの人に支えられた2年間でした.
やめたいと思った時もありましたが,やめないで良かった.みんなと一緒に修了できることを本当に嬉しく思います.
3年目,少しでも名古屋医療センターに貢献できるよう頑張っていきたいです.
と,感謝と決意の言葉がありました.
これからは研修医ではなくなるみなさん,
2年間の研修を経て,とてもたくましい顔つきになりました.
4月からはそれぞれ専門分野へと進みます.
当院で研修を続ける先生,院外へ飛び出していく先生,みんな応援しています.
初期研修修了,おめでとうございます!
卒後教育研修センター