8月6日,13日,20日の3週にわたり,
令和5(2023)年度初期臨床研修医採用試験を実施いたしました.
昨年と同様に新型コロナウイルスの影響が続く中,病院説明会や見学受け入れが中止になるなど就職活動が思うように進まなかったことも多かったと思います.
そのような中,数ある研修病院の中から当院を選んで受験してくださったみなさんに,心より感謝申し上げます.
真剣な眼差しで面接に臨まれる受験生のみなさんの姿に,我々スタッフも大変刺激を受けました.
当院の採用試験では,研修医による面接と幹部・指導医による面接の2種類の面接を受けていただいています.来年4月からもっとも近い上級医となる現1年次研修医が,採用活動に積極的に関わっているのです.研修医による面接は,いわゆる「面接」といった畏まったものではなく,受験生のみなさんの緊張が和らぐような「対話」の時間となるよう工夫しています.
研修医たちは診療科のローテーション研修の合間の時間を見つけては面接の方法や受験生の方への言葉がけなどについて話し合いを重ねてきました.準備を進める中で,意見を出し合ったり,その意見をまとめたり…1年次研修医のチーム力がまた一段とアップしたように感じました.
面接を終えた研修医たちは,
「限られた面接時間の中で受験生のみなさんを評価するというのはとても難しいと感じました.みなさんとても真剣に受け答えをしてくださって,来年からぜひ一緒に働きたいと思う方ばかりでした.来年から自分たちが先輩として働くのだという意識を改めて持つことができました」
と充実した顔つきで感想を話してくれました.面接を終えた研修医のみんなの背中がとてもたくましく見えました.
ぜひ来年度4月,名古屋医療センターの仲間として一緒にスタートが切れることを楽しみにしております.
卒後教育研修センター