7月24日,NMC初期研修医向け救急初療コース
T&A Trainingを開催しました.
救急外来でよく遭遇する主訴(ショック,胸痛,呼吸困難,吐血,腹痛,頭痛,けいれん,麻痺)に接したときの,最初の10分間に行うべきアクションを身につけ,上級医,専門医に引き継ぐまでの初期診療をスムーズにマネジメントすることを目的としたシミュレーションコースです.
救急集中治療科,総合内科の医師たちが患者や家族,看護師を演じ,研修医が診察するという実戦形式で行われました.先生方のリアルな演技に,研修医たちは現場さながらの緊張感をもって臨んでいました.
まずは問診.ABCの評価です.実際に患者さんの身体に触れて診察することが重要であるとインストラクターの先生からのアドバイスがありました.
“ABCがおかしいぞ.臥位にして,バイタルチェックだ.部屋を移動し,OMI"
処置室に移動してからは,感染対策のためシミュレーター人形を使用し診察を進めます.
シミュレーションのあとは,フィードバックと各主訴に関するレクチャーです.テキストとインストラクターの先生方が作成してくださったアップデート資料を見ながら,救急初療の基本を学びました.
参加した研修医からは「実症例をもってシミュレーションすることで,すぐに現場で活かせるトレーニングでした」「資料がわかりやすくて勉強になりました」と感想を聞きました.
研修医のみなさん,おつかれさまでした.
インストラクターの先生方,ありがとうございました.
卒後教育研修センター