10月1日夕方,
救急集中治療科の森田先生による研修医のための勉強会
「救急・集中治療について」が開催されました.
当院の救急・集中治療部門の立ち位置概説やどのようなタイプの医師が働いているか,病院機能の確認などのお話がありました.
当院は血液疾患・がんの拠点病院,東海ブロックのAIDS拠点病院,災害拠点病院などの役割があります.地域医療的には,名古屋の中心でアクセスが非常に良いER型3次救急施設です.
当院の救急集治療科は,ER型救急と救急系集中治療室のハイブリッド型といえます.その特徴は,
・ER型で救急車のお断りを減らす
・集中治療医の全身管理で患者の予後を改善
・急性期治療と重症管理に横断的に関わることで各科の溝を解消
・院内急変にも速やかに対応
・Semi-closed+待機制でQOLも保つ
などがあります.各科の先生方との協調を大事にし,強みを生かして助け合うことができるのです.
森田先生は,
「この職に就いて良かったと感じています」と,救急・集中治療分野の面白みを語ってくださいました.
・最新のエビデンスを実践できること
・患者を助けるための様々なデバイスが使えること
・様々な職種との協働ができること
・助かりそうにない患者を助けられた時の,ご家族からの感謝の言葉や他の医療者からの信頼
そして最後に,研修医へ温かいメッセージがありました.
1年目へのメッセージは…
コロナ,感染対策など今はとにかく大変だと思う.でもピークはいずれ過ぎるし,コロナもいつかは収束するはずです.今はただ耐えて,研鑽を積み,なんとか研修医を卒業することを考えよう!そして同期を大切にしよう
2年目へのメッセージは…
3年目は何科に進んでも忙しくなります.すべてを自分で抱え込まずに,頼れる人に相談することも必要です.謙虚な姿勢で丁寧に.そして積極的に外に出ること,環境を変えることも考えてみて.資格,講習などは大事.辛い時期を乗り越えると,楽になる!
というものでした.
ERでの診療が思うようにできなかったり,自分は医師には向いていないのではないかと悩んでいる1年目の研修医,
何科に進もうか,自分が選ぶ道はこれでいいのだろうかと悩んでいる2年目の研修医,
それぞれの研修医の心に響くものがあったと思います.
森田先生,ありがとうございました.
卒後教育研修センター
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