オリエンテーション最後のプログラムは,副卒後教育研修センター長の小暮先生による“研修心得”のセッションです.
医師として,また社会人としての,この2年間の研修生活の過ごし方や日々のふるまいについてお話がありました.
「みんなに良い医者になって欲しいから,この話をします.
『良い医者』とはどんな医者か…さまざまな考えがあると思います.
『良い医者』それは『常に患者が中心にある医者』だと私は考えます.
『自分が』…ではなく『患者が』どうであるか?を常に考えることが大切です.
『主治医』としての振るまいを身につけること.
自分が患者を担当するという責任感を持つこと.
自分しかいないと思って診療にあたること.
担当の患者さんには毎日必ず会いに行くこと.病院が休みの日であっても,患者さんの病態変化に休みはありません.デートの約束がある日でも,まずは病院へ来ること.
そしてプライドを捨てること.嘘をつかないこと.
自分の頭を使って考えること.スマホは使うな!
医療の怖さ,命の重さ,己の無力感を常に心に留めておくこと」
小暮先生の言葉に,真剣に耳を傾ける研修医の姿がありました.
さあ,オリエンテーションを終えて今週から本格的に研修をスタートした研修医14名.
実り多き研修となりますように!
卒後教育研修センター