1月16日,NMC初期研修医向け救急初療コース
T&A Trainingを開催しました.
救急外来でよく遭遇する主訴(ショック,胸痛,呼吸困難,吐血,腹痛,頭痛,けいれん,麻痺)に接したときの,最初の10分間に行うべきアクションを身につけ,上級医,専門医に引き継ぐまでの初期診療をスムーズにマネジメントすることを目的としたシミュレーションコースです.
救急集中治療科,総合内科の医師たちが患者や家族,看護師を演じ,研修医が診察するという実践形式で行われました.先生方のリアルな演技に,研修医たちは現場さながらの緊張感をもって臨んでいました.
まずは問診.
“ABCがおかしいぞ.臥位にして,バイタルチェックだ.部屋を移動し,OMI”
処置室に移動してからは,感染対策のためシミュレーター人形を使用して診療を進めていきます.
検査結果の数値や画像を見ながら,どのような対応が必要か考えます.
実践のあとは,フィードバックと各主訴に関するレクチャーです.
インストラクターを務めてくださった大府あおぞら有床クリニックの吉岡先生から
「今年はCOVID-19流行の中で,このようなオフ・ザ・ジョブ・トレーニングがなかなか開催できず,研修医のみんながどれくらい診療の力を身につけているか少し心配していましたが,今日のみんなの姿を見ると,しっかり基本の力をつけていると安心しました.今日の講習会を明日からの診療に活かしてください」とコメントをいただきました.
研修医のみんな,おつかれさまでした.
インストラクターの先生方,ありがとうございました.