救急集中治療科の自見先生による研修医のための勉強会が行われました.
通常ならカンファレンスルームに集まって行う勉強会ですが,コロナウイルス感染対策のためオンラインで実施しました.
今回のテーマは「救急初期診療」
ERでの診療の特徴や鉄則について基本的なことをはじめ,
状況評価をいかに迅速に行うか,そのためには
①事前情報の重要性を知る
②感染防御を怠らない
③人・もの・心の準備を万全に
この3要素が欠かせないこと,情報をチームで共有することが重要だということについて最初にお話がありました.
つづいて,第一印象の把握,初期評価,病歴聴取,身体診察,迅速検査のそれぞれの手順を丁寧にレクチャーしてくださいました.
状況評価から迅速検査までのプロセスにおいて,危険なサインを認めた時は速やかに必要な処置を行い,適宜応援を呼びながら全体のスピードアップを図らなければなりません.
ERでの研修医の役割は,できる治療をはじめ(初期治療),専門医へつなぐ(コンサルト)ことです.
4月からERでの業務を始めたばかりの1年次を中心に,研修医室でそれぞれのデスクに座ってPC画面にかじりつくようにレクチャーを聞く姿がありました.
自見先生,いつもありがとうございます.
卒後教育研修センター