研修医2年次のK先生によるM&Mです。
研修医1年次の為に、先ずはM&Mの説明
本題です。
70歳女性、意識がない状態で救急搬送。
意識がないので本人から病歴が取れない・・・・
さあ困った・・・
ご家族から、
「2日前に頭痛があり受診を勧めたが受診せず、気になって自宅を訪ねたら倒れていた」
と話が聞けました。
K先生は、髄膜炎を疑いながらも
画像検査結果に問題がないことから、
どうしたらよい・・・困った・・・困った・・・
結果的には
細菌性(肺炎球菌)髄膜炎と診断ができ、
抗生剤を投与して、幸いにも後遺症も残らず
後日無事に退院することが出来ました。
K先生の反省点は
○抗生剤の開始が遅すぎた
(来院から2時間以上もたっていた!)
○腰椎穿刺のハードルが高すぎた
そして反省点から学んだことは
①困ったときはサルも聴診器
②AIUEOTIPSを覚える
③抗菌薬投与をためらわない
でした。
ファシリテーターのM先生から
鑑別の幅を狭めずに、思いつくいろいろな
可能性の症例を疑って!
そして
細菌性髄膜炎を疑ったら
①すぐに研修医2年次へ相談しよう
②来院から1時間以内の抗菌薬投与を目指そう
とアドヴァイスがありました。
また
どんなときに髄膜炎を疑うのか?
・発熱 ・頭痛 ・意識障害
そして
実際のERでの流れは
血液培養→頭部CT→ルンバール
(2セット)
と
今回が勉強会デビューとなった研修医1年次へ、
わかりやすく、丁寧に説明してくださいました。
参加した研修医1年次はメモをとりながら、
先輩の言葉を一言一句聞き漏らすましと、
表情は真剣そのもの!でした。
初めての勉強会は、
「大変勉強になりました。次回の勉強会も参加
したいです」
「院内での実践的な検査の流れなどがイメージ
でき、とても勉強になりました」等の、
感想が聞けました。
※見学日に勉強が開催されていればご参加いただけます。
詳細は見学お申込み時にお尋ねください。
卒後教育研修センター
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