集中治療科 救急外来専属医(ER室長)の近藤貴士郎先生による
救急外傷カンファレンスが行われました.
通称「外傷カンファ」は,毎月2回 隔週火曜日に開催しています.
研修医がER研修中,または当直業務の中で遭遇した外傷症例をもとに意見を交わしたり,JATECに基づいて外傷患者の初期対応を実習形式で勉強したり,近藤先生によるナートや中毒についてのレクチャーなどなど,内容は様々です.
今回は研修医2年次M医師が,当直業務中に担当した患者さんの悩んだ点についてみんなの意見を求めました.
車×車の交通事故で搬送された患者さん
両側胸部に痛みを訴えていました.
レントゲン,CT検査の結果,右肋骨に骨折の疑いあり.しかし左は大丈夫そう…
胸水が貯留しているようにも見えますが,これは今回の事故によるものなのか‥
それとも以前からあったものなのか…
集まった研修医たちは,検査結果に目を凝らしながら,さまざまな可能性について議論していました.
検査も大事だけれど,まずは患者さんの声に耳を傾けること,と近藤先生.
M医師はこの症例の他にも,ERでの外傷患者の対応について疑問に思っていることを近藤先生に質問していました.
一人の経験や疑問をみんなで共有することで,全体のレベルアップにつながっていくのだと思います.
近藤先生,いつもありがとうございます.
卒後教育研修センター
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