NMC研修医 地域医療研修発表会を開催しました.
研修医2年次の代表3名が
自身の地域医療研修について発表しました.
静岡県賀茂郡西伊豆町の医療法人社団 健育会 西伊豆健育会病院で研修をしたT.H医師
院長の仲田和正先生の朝6時半から始まる回診,
内科外科の区別なくあらゆる患者さんを診る常勤の先生方の圧倒的な知識量,
一流のジェネラリストが高め合う姿にとても感銘を受けた.
沖縄県西表島にある西表西部診療所で研修をしたK.N医師
島民のみなさんとの関係を第一に考え,24時間365日 島から出ることなく診療にあたる医師の姿
患者さんの生活する地域の特性を包括的に考える必要性を実感した.
名古屋市中区のエスエル医療グループ 亀井内科呼吸器科で研修をしたR.N医師
院長の亀井三博先生,エキスパートの診療を間近で目にする貴重な機会だった.
患者さんと継続的にかかわること,日々の丁寧な診察の積み重ねによって築かれる患者さんとの信頼関係の重要性を身をもって感じた.
3名の研修医が共通して口にしていたのは
「疾患をみる」のではなく,「患者さんを診る」ことの本当の意味について考えるきっかけになったということでした.
診療所,病院が都市部,地方,どこであろうと
そこには医療を必要とする患者さんがいらっしゃいます.
もちろん名古屋医療センターにおいても,です.
地域医療研修先で,診療に対する医師としての姿勢の新たな視点を学び得た研修医のみんな
H医師は,「地域医療から帰ってきたら患者さんや医療スタッフに対して思いやりの気持ち,やさしい気持ちをもてるようになった気がする」と言っていました.
地域医療研修での貴重な経験を,当院での研修に,また医師としてのこれからに
どのように活かしていくか
目の前の患者さん一人ひとりを大切に,丁寧に診ることが第一歩であるとN医師.
発表を聞いていた1年次研修医のみんなにとっても,
日々の自身を振り返る機会になりました.
発表を担当してくれた3名の先生,
そしてファシリテーターを務めてくださった後期研修医のK先生,
ありがとうございました.
卒後教育研修センター
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