1月7日夕方,
腫瘍内科の杉山圭司先生による研修医のための勉強会
「やり直し感染症と抗菌薬はじめの一歩 [第2回]」が開催されました.
感染症?抗菌薬?…どうしたらいいの??と途方に暮れてしまうような感染症Beginnerの方,
ERで肺炎の患者さんをみたときにどのような抗菌薬治療をすればよいか選択の根拠がわからない…
というような方を対象に話をします,と杉山先生.
総論の[第1回]に続き,今回は各論として
■細菌性肺炎
■尿路感染症
■腹腔内感染症
■血流感染症
■発熱性好中球減少症
■各種感染症の治療期間
について解説がありました.
杉山先生は…
患者さんの背景と,どの臓器に感染が起きているかがわかれば,起炎菌が絞られてくるので,どの抗生物質を使えばよいかがわかります.パターンが決まっているので,自分の中で整理しておくことが大事です.くりかえし経験すれば覚えていくものですが,覚えるのが大変なら,テキストを見ればいいのです.
ただし,
感染臓器はどこなんだろうか?
この患者さんの背景はどうだろうか?
これらは当然ですがテキストには書いていないことです.
自分で診察し,所見,経過,historyをとって考え,評価することが最も大切です.
アプリなどの便利なツールは有効的に活用し,1症例1症例,実際にみたこと,やったことをテキストと照らし合せてみてください.実際の患者さんの経過をみて,自分で考え,指導医とディスカッションしながら診療していくことのくりかえしがみなさんの力になっていきます.
と話していました.
杉山先生,ありがとうございました.
卒後教育研修センター